自動車にひかれ知覚神経がきかない

 

【問】 軽い小児マヒの子が、八年前にわずらいました。それは、入信後、二、三か月してなおりましたが、そ

の後、自動車にひかれて、知覚神経がきかなくなり、お乳から下がぜんぜん動きません。暑い寒いもわからず、

尿も、時間をきめて取っているのですが、こういう病人も、信心によってなおるでしょうか。

 

【答】 それは、医者はなおるというのですか、なおらないというのですか。(なおらないといいます)それでは、

なおるでしょう。なおるけれども、これはいつも言っていることと同じことをいうのですけれども、要するに、

つっこんで話してみれば、このように病気になるのは、だれの罪でしょうか。だれが悪くて、そんな目にあうの

でしょうか。それを考えてみたらどうなのですか。 

 

 いったい、そういう苦しい思いをするのは、子供の罪だろうか、親の罪だろうか。あなたの罪ではないのです

か。あなたは、そういう子供をもたねばならない、あなたの罪ではありませんか

 

 その子が、自分の子でなくて、他人の子ならどうです。案外平気なことでしょう。「ああ、知覚神経がありま

せん、かわいそうに動かなくなりましたと、いやどうもとんだことで」といっていれば、すむでしょう。あなた

が親なればこそ悩むのではないですか。それは子供の罪といえば、子供自身の宿業にもなるし、あなた自身の、

前世から持ってきた罪にもなるのです。この解決を教えたのが、仏法というのです。

 

 ですから、あなたが、ほんとうに信心さえなされば、医者がなおらないというものでもなおります。あなた方

夫婦の信心によります。だんなさまが信心しなければ、それは私は知りません。あなただけの信心で、そうなる

とは申し上げかねますけれども、夫婦そろっての信心ならば、かならずなおると申し上げておくほかはありませ

ん。