小児マヒ、親がわが身を捨てた信心を
【問】小児マヒがなおったら信心する、という人がいるのですが、どうすればよいでしょうか。
【答】 それは無理です。ここに良く効く薬があります。その薬をかぜがなおったら飲むといっても始まりませ
ん。飲んで、初めてなおるのです。それと同様に、なおったら信じようといってもだめです。ここで、小児マヒ
の問題についてもう一度話しておきます。
小児マヒは、親子双方の責任です。すなわち、子供には、小児マヒで苦しむ宿命があり親には、小児マヒの子
供を持って悩む宿命があるのです。これをなおすには、親がわが身を捨てた信心に立って、自分の罪障を滅しな
ければならぬ。そこで、信力、行力が法力、仏力と変わるのです。それにより、親は小児マヒの子供を持って悩
む宿命が切れるのです。すると、子供は行き場所がなくなるのです。そこで、親子の縁が深いものはなおり、親
子の縁が薄いものは死ぬのです。
折伏する場合は、「絶対になおる」といいきってよい。この場合、邪魔だから早く死ねばよい、などと考える
と、絶対に死なない。「還著於本人」といって、いつまでも悩まなければならなくなるのです。そこで、早くな
おして下さい、とお願いして、もし死んだら、そのときにこの哲学を教えてやればよいのです。