六寸から七寸のびた腸、手術したくない

 

【問】信心して二年五か月になります。病名がわからなかったのですが、御本尊様に一生懸命にお願いしてお

題目を上げたところ、胃下垂のひどいのと、大腸が六寸か七寸ぐらいのびたままになっているとのことです。

医者は手術して切ってしまえというのですが、私としては手術したくありません。手術しないでなおるでしょ

うか。

 

【答】 めんどうなことです。胃下垂は問題ではない、そんなものはすぐなおります。腸がのびているというの

は、いままでお目にかかったことがない。切ってしまうというの?

(ええ、腸が伸び縮みしないで、レントゲンをかけてみると、ひどくなっているので……)

 信心して二年にもなるのですか。真剣にやっているのですか。やっているつもりではないのですか。それくら

いの病気なら、かんたんになおりそうなものですが。

(胃下垂はよくなったのです)

 よくなった話を先にしたらいいではないか。だいたい、医者にかからないでもなおると私は思う。だいたいで

す、私も医者ではない、あなたの話を聞いただけで判断しているのです。二年もやっていて、そんな故障がとれ

ないなんておかしいのです。なんだか、僕が責任を負わなければならないみたいではないですか。

 

 切れといえば、私が切れといったから切ったみたいだし、切るなといえば、先生が切るなといったからひどく

なってしまったというし、これはちょっとめんどうです。これは実際いうとわからないのです。そのような、医

者で困ったような病気でも、この信心で皆なおっているのです。薬でなおらない、医者でなおらないというのは、

なおることになっているのです。医者がわからない、医者がだめだといったら、かならずなおるのだから、これ

だけは、うまいものです。