戸田城聖全集質問会編 268 脳性小児マヒの子をなおせるか

 

〔質問〕 一年間信心しております。八歳の子が、脳性小児マヒという病気です。折伏は、話をきかせてあげるていどですが、このままでなおりますか。

 

 ただたんに、話をしましたというていどではだめです。折伏しなくてはだめです。

 それから、よくあなた方の話をしたくらいの人だと、このような人がいるのです。どうか、はいってください。おはいりください。まるで保険の勧誘員にいわれているみたいです。これでは、法を下げます。入れてあげるのです。折伏してあげるのですから、けっしてはいってくださいというのではありません。御本尊様の功徳を賛嘆すればよいのです。御本尊様というものはありがたいものだとさえいえばよいのです。

 それから、これは、組長さんや班長さんにいいたいことなのですけれども、あの、“決を取る”ということ、座談会のときに、「あなたやりますか、やりませんか。ああ“決”一人」などと、勘定しているのではないのですから、そういうことをやってはいけません。これでは、はいる者もはいらなくなったり、その場ではいるといっても、途中でやめてしまったり、御本尊様をそまつにしたりするのでだめなのです。

 私は、“決”などをとれと教えた覚えはありません。この法は、難解難入の法ですから、座談会へ出て聞いたくらいで、すぐ信心するようでは、正法ではありません。座談会へ、喜んでこられるように導いてあげて、よく納得させる。悪口をいうなら、どんどんいわせて、そして罰を受けるものは受けさせて、そうして、信仰させるようにしなければいけません。