戸田城聖全集質問会編 265 妻が胃ガンで死の宣告を受けた
〔質問〕 私の妻は、胃ガンで、医者から死の宣告を受けました。大御本尊様にお願いしてなおるでしょうか。
難問中の難問です。医者がどういっても、胃ガンという病気は、なおるとは信じられません。私が医者でもなくてうんぬんすることは不遜で、なおるといってもらいたいでしょうが、なおるとはいえません。
しかし、人間というものは、胃ガン、胃病。肺病になるからだをもっているのです。病気になったからだから、同様に、病気をなおす力ももっているのです。したがって、切ったりはったりしなくてもなおるのです。ちょうど、坂をのぼった人が、かならず坂をおりるようなもので、これが、私自身の生命論です。生命哲学からいうことができるのです。
これは、信仰しなければわかりません。妙法というのです。胃ガンというのは、胃の中にコケのようなものが生えて、胃の働きをなくすので、そのコケをなくしてしまえばよいのです。
が、たいへんむずかしい。こういうのを病魔という、魔の働きなのです。
この克服は、南無妙法蓮華経と唱えることによって始まるのです。医者に人をなおす力はありません。奥さんの信心いかんです。なんでも食べられるならば、だいじょうぶです。こちらは、仏様だから、だいじょうぶなおります。