戸田城聖全集質問会編 234 半身不随だが信心でなおるか

 

〔質問〕 脳膜炎から右半身が不自由になり。そのほか目が悪いのです。医者はビタミンBを注射するようにといっているのですが、信心でなおりますか。

 

 ビタミンBの注射はうってもよいし、うたなくてもよい。医者は、あまりあてにならないが、ぜんぜん役に立たないかというと、そうでもないのです。ビタミンBをうてというのは、からだを弱らせぬためにうつのです。ビタミンBをうって、題目を唱えれば、うった薬もきくのです。やぶ医者が、名医に劣らぬ力をだす場合があるのです。これは、信心の功徳によるものです。

 業病の子の、なおる、なおらぬについて、原則論を話しましょう。その子供が生きていて、親のほうが先に死んだ場合に、その子供は犬猫のようなみじめな状態で生きなければなりません。このような場合には、両親がしっかり信心すれば、早く死にます。そして今度は、じょうぶなからだで生まれてくるのです。そのほうが、本人のために幸福です。

 また、その子がなおって。親が死んでもひとり立ちしてりっぱに生活していける福運をもっているものならば、その子の業病はなおります。これが五分五分であれば、親の信心いかんで決まります。