戸田城聖全集質問会編 230 御本尊の力と医学の限界

 

〔質問〕 病気について医学でなおるものと、御本尊様によらなければならないものとの限界は、どうなりますか。

 

 病に六種類あります。

 一に()大不順(だいふじゅん)によって起こるものです。それは、かぜ、日射病、ビタミン不足などで、これは御本尊様によらなくとも、医者でなおります。二に飲食(おんじき)(せつ)ならざるゆえに起こるといって、食べすぎ、飲みすぎなどで、これは、御本尊様にお願いするのはもったいないから、各人で注意しなさい。三には、坐禅調わざるゆえに病む。これは、運動、睡眠等の不足などからくる病で、これも御本尊様によらなくともなおります。

 ところが、次にあげる三つは、御本尊様の力によらなければ、医者では絶対になおりません。すなわち、四の鬼便りを得るといいまして、バイ菌・細菌による重病、五に魔の所為といい原因不明の病、最後に業により起こる場合でありまして、過去世の業により生じます。金欠病も、その一つです。