戸田城聖全集質問会編 216 長男が信心に熱心でない

 

〔質問〕 子供四人をかかえた母中心の生活で、信心をしてから功徳がでました。その功徳は長男にでました。その長男は題目だけで、お経を熱心にあげないのです。母親としてひじょうに悩んでいますが、どうしたらよいでしょうか。

 

 ともかく母親の信心を強くすることです。母親の信心が強ければ、かならず信仰しないおやじが、その妻を幸福にするように、あまり信仰が熱心でない長男が、母親に幸せをあたえるように、そういうような結果をだします。これは不思議なものです。

「魔及び魔民有りと雖も、皆仏法を護らん」ということばが法華経の授記品のなかにあるのですが、一家のなかに信仰しない者がいて、それがばかに家のため、工場のため、かせぐ者があるのです。ですから題目だけでも唱えているならば、一応許して、そのかわりいつもお経もあげなさいと注意しながら、いつもいっていなければだめです。いつもいっていて、そうして自分の信心を強くしなさい。そうすれば解決します。