戸田城聖全集質問会編 207 子供が信心しない
〔質問〕 この信心にはいる動機は、子供が幸福になればいいと思って信心しました。ところが、子供が少しも信心しません。私(母親)だけが信心しているのですが。子供は幸福になるでしょうか。
これは問題です。子供を幸せにしてやろうと、一生懸命に信心しなさい。そうすると、あなたがひとり幸せになってしまう。さあ、自分が幸せになるということは、子供がよくならなければ、幸せは感じられないでしょう。そこが問題です。だから、一生懸命その気持ちで信心していなさい。子供がよくなるとは、私はいまは申しません。信心しないものが、よくなるわけがないではありませんか。子供がよくならないと困るといっても、しようがないのです。
馬は水のそばへ連れていけるけれども、水を飲ませるわけにはいきません。うそだと思ったら引っ張っていってごらんなさい。だから信仰しなければ、しようがないのです。親だからといって、信仰を強いる権利はありません。いやだというものは、しようがないではありませんか。