戸田城聖全集質問会編 195 主人が信心に反対
〔質問〕 主人が信心に反対しています。そのために事業も思わしくないのです。主人からひどくじゃまされ、このままがまんしてやっていったほうがいいでしょうか。別れたほうがいいでしょうか。
そういうことには返事できません。夫婦の仲にまではいるわけにはいきません。しかし、教えることだけは、一つあります。
あなたの、そういう夫をもたなければならない宿業が打破されないかぎりは、その人と別れても、また同じような亭主をもつのです。同じものをもつなら、いまのでもまにあいそうです。そして、ただ、いかにいじめられても、信心をしとおして、その宿業がきれるならば、その夫はかならずいい夫に変わるでしょう。変わらなければ、その夫のほうから出ていってしまいます。そのときに考えればいいのです。
どのようにあせっても、自分の宿業が変わらないのに、その人と別れて、いい亭主ができるとは、私には考えられません。もうひとこといいますが、別れるなというのでもないのです。
別れろというのでもありません。あなたの宿業がきれれば、しぜんに変わるというのを教えたのです。