戸田城聖全集質問会編 123 天照太神等と十界勧請

 

〔質問〕 天照太神・八幡大菩薩それから十界勧請(かんじょう)ということはどういうことですか。

 

 これは邪宗のいうことであって、日蓮正宗では勧請とはいいません。十界互具というのです。大御本尊様の姿は「天照太神、大梵天、八幡大菩薩を勧請して」ということは天界を現しているのであって、勧請の意味は「うれしいこと、よろこび」を表すものであります。

 また、天照太神は国を始めたもの、八幡大菩薩は国を守るもの、この両者がなくては、物事は成り立ちません。しかも始めたものも、治めるものも力があることを、事実の姿に現したものが、大御本尊様であります。