「家族」って・・・
現代中国に多い家族形態は、果たして「家族」と呼んで良いのかと疑問に思うことがあります。 こちらで非常に一般的なのは、若い夫婦が子どもを農村の両親や舅・姑に預けて自分たちは都市へ出稼ぎに出て別々に住むという形です。経済的な理由が多く、特に子どもを戸籍地ではない都市に出て来させると学費がすごく高くなるという点が、家庭を親子バラバラにしているようです。 ただ、中には夫婦双方会社勤めでマンションを2件持つほど豊かなのに、会社の転勤などで夫婦さえもバラバラに住んでいるというケースさえあります。 子どもと一緒に生活しない、ましてや夫婦も一緒に生活していなければ、「家族」という単位そのものがあまり意味をなさなくなっているように思えます。そんな中で育つ子どもたちって、どんな大人になっていくのか・・・。 いわゆる「80後」「90後」、つまり1980,1990年代以後の世代と接して思いますが、中国の高度経済成長期に生まれた彼らにはすでにその悪影響が現れていて、将来のことや人生のことで親としっかり向き合えない若者がかなり多くいます。家族とさえコミュニケーションの取り方が分からない彼らは、社会的にもきちんとやってゆくのが難しいようです。 そして、今はその彼らが子どもを育てている時代。「家族」とは何なのかさえよく分からない世代の社会が形成されるのも遠くないのかもしれません。 西 安 に ま つ わ る 書 籍 西安観光・旅行ガイド、地図、歴史や文学、さらには中国語教材まで http://astore.amazon.co.jp/zaiseian-22