宇佐院内の鳥居石橋
宇佐市院内町町
創設年代・・・・1916年竣工
創設者・・・・・設計:都留清一郎、石工:松田新之助
形態・・・・・・石橋
遺構・・・・・・石橋
ポイント
鳥居橋は駅館川水系恵良川に架かる石造5連アーチ橋。
橋長は55.15m。1916年7月竣工。
恵良川の最も下流に位置する石橋で、橋脚が細長くすらりとした姿から、「石橋の貴婦人」とも呼ばれる。
5連アーチはそれぞれの位置の地盤や水流に応じて、径間や高さがすべて異なっている。
石橋道
美しいアーチ式石橋
同
同
同
隣接する黒船来航に併せて作られた大蔵山烽火台の案内碑
印象
院内には石橋が多いと知り、訪問。
石橋の中で凛とした美しさが鳥居の石橋にはあった。
なるほど素晴らしい石橋、見ていても飽きない。
更にその技巧にも目を見張るものがあった。
略史
宇佐市院内町には町内を南北に流れる駅館川水系の恵良川とその支流に
合計74基の石橋(内60基ほどが石造アーチ橋)が架けられている。
院内には急峻な谷に集落が点在しているうえ、川の流れが急な為、
木橋では大雨で流失してしまうからと言われている。
また傾斜地に段々畑を造成し灌漑をする為の石垣や水路を築く石工技術が発達していたこと。
更に川の両岸が浸食で形成された渓谷の岩盤で石橋を支える耐力を有しており、
加工が容易な凝灰岩が豊富であるという地形上の利点もあった。
訪問日
H27年11月





