ネコときどき孫

ネコときどき孫

猫を愛するあなたに送るメッセージ
我が家の猫たちの生い立ちから猫の全てに対する思いをぶつけていきます。
文章は長く、エッセー風です。
暇な時に読んで下さい。

猫を愛するあなたへのメッセージ


 猫の可愛さをあなたと分かち合いたくて


文章をしたためました。



写真は少なくて、とても長い文章です。

 だから必ず暇な時に読んで下さい。

猫の好きな人にしか最後まで読めない程長いのです。

表題の「孫」については、女の子が三人います。近いうちに載せるつもりです。

 まずは、うちの家族の、「シロ」「チョビ」「ノンちゃん」「タラちゃん」「空(そら)ちゃん」を紹介します。

ただ、チョビは今はもううちにはいません。

歌詞にもありましたが、きっと千の風になって大きな空を吹き渡っていることと思います。

 うちにはマルチーズのムク(14歳)の親分を筆頭に、
 

猫はうちに来た順で、

ノンちゃん(推定10歳)、シロ(推定11歳)、

タラちゃん(5歳)、そらちゃん(3歳)がいます。

猫はみんな、もと野良ちゃんです。


 


 

ムク

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ノンちゃん(左)とタラちゃん

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そらちゃん(左)とシロ

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  もちろんどの子もみんなかけがえのない子たちです。

しかし、とりわけシロは私にとって他の子達と違っているように思えるのです。


 

   猫はだいたいが自分中心な性格なので、

うちでもどの子も自分の好きなところで過ごし、

甘えたい時だけすり寄って来るのですが、

シロは他の子達と違い、

うちの子になって6年半というもの、

四六時中私のそばにいるか、或いは

私が見える場所に陣取っているのです。


 


 


 

    私はこの子達が恋しいあまり、

自宅近くの会社にいるだけで、

軽いホームシックにかかってしまいます。


 

    それを解消するため、仕事を会社でも自宅でも

全く同じことが出来るように、解析ソフトや

メール等のシステムを構築しました。

    そのため、仕事を自宅で夜遅くまでする事が多くなったのですが、仕事が2時を過ぎた頃になると

シロは必ず、100%の確率で、書類の上に寝そべって仕事をさせてくれません。


 

   


 


 

仕事は右と左に用意するも、私の真正面に座る

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シロちゃん、またそんなところに座って

パパのことそんなに心配?

 


 


 

「いったい、幾つになったと思ってるの?

死んじゃうわよ!」と言わんばかりです。


 


 


 

こうなるともう仕事どころではない

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    猫は皆、パソコンの上に乗ったり

仕事の邪魔をするものです。

しかしながら、

「シロのその行為は断じて違うのです。」

と私は勝手に解釈しています。


 


 


 

甘えて私を見つめるそらちゃん

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    また、就寝時にはそらちゃんとシロが

日課のように、私のベッドに甘えに来ますが、

そらちゃんの場合、

一回可愛がってあげると気が済むのか、

或いはシロに遠慮しているのかは判りませんが、

その後に来ることは殆どありません。


 

 

    このようなそらちゃんを非常に可愛く思い、

私も大変嬉しいのですが、

 

例えば、夜遅くまで仕事をし、明日の朝が早く、

「今日は3時間しか寝られないな」

というような時も、猫なので当然ですが、

そらちゃんは構わずやって来ます。

まぁ当たり前のことでしょう。

 


 

物入れの狭い棚に入り、目を爛々とするシロ

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    私は来るもの拒まずですので、そんな時も

いつもと同様に「可愛い!可愛い!」をします。


 

   しかし、シロの場合、そういう時にはどういう訳か、

ベットには絶対に来ないのです。



 


 

たまにパパのベッドで仲良く寝ることもある。

「シロ(右)」と「そら」

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    反面、私が落ち込んでいたり、昼間に嫌な事がありムシャクシャしていたりすると、

朝まで私と同じ枕で寝てくれます。

   枕から離れても、必ず私の手の届く所にいてくれます。


 


 

私の手を枕にスヤスヤ    

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今、シロの頬は私の心の拠り所
 


 


 

    夜中に幾度か訪れる仄かな意識の中で、

 

     シロの暖かく柔らかい身体に触れていられる。

 

     たったこれだけのことに、

 

     私は心から幸せを感じることができる。

 

     もう私には、嫌なことなど何ひとつない。


 


 

   シロは私の守護霊としてこの世に送られて来たのではないかと、

私は本気で思っているのです。


 


 

私をじっと見守るシロ

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    守護霊であるとしたら、シロは私の考えていることを全て見透かしているはずです。

    


 

   

こんなして見つめることも(家政婦のミタのつもり?)

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    このような私の一連の想いを、「しじみママさん」は

「シロのパパさんはシロちゃんを溺愛しています。」

と以前におっしゃいました。

   ママさんはとても賢明な方ですし、猫に関して私よりも先輩ですから、

全てがお見通しなのだと思います。

   そう言われても私は嬉しいのです。



 

    そんなしじみママさんについ先日描いて頂いたシロの絵をさっそく飾りました。


 

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   うちはリビングが2階にあるので、

一日に何度も通る階段の踊り場に飾ることにしました。

   上りでは目線より少し高く、下りでは少し下で、

    この位置なら毎日必ず見る事ができます。



 


 

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  この絵をじっと見ていると、引き込まれるような感覚があります。

   そして、疲れた体が元気になり、生命の息吹を与えてくれます。

    



 

拡大するとこうです。

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   実は私も素人ながらに愛するシロの絵をいくつか描いては見たのですが、

白い色が難しすぎて、とてもこうはいきませんでした。

 

    いつも私の気持ちを見透かしたかのようなシロの目が見事に表現されています。

 

    ずっと見ていると、今にも飛び出してきそうな、

まるで触れることが出来そうな本物感があります。

 

    いくらシロでも、写真だとすぐに見飽きてしまうのに、

この絵をどれだけ見ていても飽きないのは、

趣きの奥が深いからなのでしょう。

 

    またしじみママさんは、シロの目が難しくて目の部分を何度も書き直した

ということを仰っていましたが、

出来上がった絵の、シロそのものであるその目を見ては、

本当に一生懸命に描いて下さったのだなと、

ママさんの深い友情が身に染み入りました。

この日はお酒も入っており、シロへの愛情をかみしめながら、

涙が溢れて仕方がありませんでした。
 

    本当に感動と感激が止みません。


 


 

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   また湘南チーズパイとココナッツサブレを戴いてしまいました。両方とも甘さを抑えた上品な味でとても美味しかったです。

    このようなものまで頂いて、本当に恐縮いたします。


 

    またお手紙にはお心くばり溢れた優しい言葉が添えられていました。

 

    絵の才にも増して、しじみママさんの素敵な人となりが表されたお手紙でした。


 

    しじみママさん、本当に本当にありがとうございます。

 

    こんなにして頂いたというのに、私は当たり前の御礼しかできず……  

相応しい御礼の言葉になりません。



 

    しじみママさんの「誰かさんちシリーズ」は、

病気の子や、飼い主さんが落ち込んでいたりするのを励まそうと、

思いついて始めたものだそうです。

 

    才能が人のために役に立つ事、これは誰もが真似できることではなく

実にすばらしい事です。

   また、その才能を人のために役立たそうとする思いは非常に尊いことです。

 

    私はそのような思いでこのシリーズを続けていらっしゃるしじみママさんを

心から尊敬しています。

 そしてそのような方と出逢えたこと、友であることを誇りに思います。

 

 

 

 

 

    そしてそのような人と出逢えたことを誇りに思います。



心に染みるブログです。本当に泣けてきます。

是非皆さんに見てもらいたいブログです。

そして永久保存版にさせて頂きます。

みみこさんありがとう!

    


最近はとにかくいそがしくて、ブログ更新も皆様のブログにも本当にたまにしか訪問できておらず大変恐縮です。


    本日も夕方に箱根研修より戻り、息をつく暇もないままに、いつものように仕事にかまけていました。

(箱根の大名行列を観に行ったのではありません)

    そして、腰伸ばし程度のいっときの休憩に、

私の大好きな方のブログを拝見させて頂きましたところ、

思わず身体中に電気が走り、固まってしまいました。


    何とそこには私がずっと愛して止まない、私の溺愛するシロの絵がまた描かれていたのです。

    そう、しじみママさんが

「誰かさんちの小さな家族」シリーズの第21回で、

またしてもシロを描いて下さったのです。


    もうその絵は、似ているとか似ていないとかではなく、ずばりシロそのものでした。


    どうしたらこんな写真のような絵が描けるのか驚きと感動からずっと覚めません。

とにかく凄いと言うしかありません。


    ママさん曰く、シロの目が難しかったそうですが、

はっきり言いましてこの絵は目も体もシロそのものです。

    猫には少ないと思われる特徴ある目をしたシロですが、この絵はどう見ても目が最も似ていると断言できます。


それは、

シロが野良猫を脱し、うちの子になった直後から、

ほぼ毎日、6年半に渡り、ひとつの枕で寝ている

シロのその顔と、10cmも離れていないところで

毎晩見つめ合って寝ている私が言う言葉なのです。

間違えようがありません。


    ママさんにとってもシロの目は表現が難しかったのだと思いますが、さすがにママさんです。



    とにかく今日はもうとても仕事は出来ません。

そうです!仕事なんていつでも出来ますから‼︎


    私はいつの間にかお酒を飲んでいました。

そんなに飲めないのに。

    だけど、こんな気持ちで飲むお酒は美味しい!


    描いて頂いたこのシロの絵を見ながら、そして、今も私の斜め前で私をじっと見守ってくれているシロを見ながら、嬉しさとそして幸福感に満ち溢れ、恥ずかしながら涙を滲ませながらリブログしています。


    今日はこの幸福感に満ちた心のままで眠りに就きたい気持ちです。


    しじみママさん、突然のこんなに大きな幸せを頂きまして、心から感謝しています。


シロのパパ

    熊本地震の視察に行ってきました。

熊本地震では、震度6強以上の強い地震に複数回にわたり襲われ、とても大きな被害を受けました。

    21年前に起こった阪神・淡路大震災に比べると、熊本地震には少し特徴があったような気がします。


    木造建物の崩壊は多かったものの、非木造建物の鉄筋コンクリート造については、主に一階が駐車場になっているなど、いわゆるピロティー構造の建物に崩壊建物が限られていたように思いました。


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一階が壁の少ない車庫となっている構造の建物



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建物の裏に回ったが、潰された車が痛々しい


   21年という年月の経過は、建物を新しいものへと進化を遂げさせており、古い建物は確実に淘汰されているのだと思います。

    非木造建物の崩壊例は、神戸地震に比べると明らかに少ないと感じました。


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やはり一階が車庫の建物の崩壊例



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熊本城近くの社務所、木造の伝統構法






さてさて、やはりいました。

    住んではいけないと判定された木造家屋の軒先に、猫用と思われる食器が置いてあるので、調査の傍ら、食器の中を覗いて見ると中は空っぽでした。

    すると、どこらともなく小さな猫の鳴き声が聞こえてきました。
    目をこらすと、黒っぽい猫が5m程離れたところに居ました。
    次に、遠くから大きな鳴き声がしたので、声の方に顔を向けると、今度は白っぽい猫が急ぎ足で私の方に向かってきます。

    きっと怖いだろうと思い、目を見ずにじっとしていると、何と白い方の猫が私の足にすり寄って来るではありませんか。

    見も知らない人なのだから、本当はとても怖いだろうに、お腹がよほど空いていたのでしょう。
    かわいそうにな~!かわいそうにな~!と、
思わず口にしていました。(動画)


もしかしたらこんな事があるかも知れないと、
持っていった数袋のクリスピーキッスをあげましたが、決してお腹いっぱいになるような量ではありません。







動画です。
白い方のニャンコが鳴きながら私の足元にすり寄ってきました。



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今日は目的が違うと頭では分かっているが、
足が動かない!    いや、本当は動きたくない!




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4~5分程いただろうか。
後ろ髪を引かれる思いで、ニャンコたちを後にした。かわいそうにな~。





同行した三人はこんな私を横目に見ながら、次の場所に移動していきました。
    しかし移動していく仲間の目は、皆、確かに微笑んでいました。
    後で話を聞きますと、何と全員が猫を飼っていたのです。
    何も言わなくても、私の気持ちをちゃんと分かってくれていたのです。

   後日談で、皆この状況には葛藤があったと話していました。
皆、ニャンコが気になっていたのです。

    そういう事になりますと、調査の事を忘れて、ニャンコを前に足が止まってしまった私は、皆より責任感が不足していたという事になりますよね。
    ですが、ここは「猫への思いが強すぎたのだ」とお考えくださいな。


    先程、みみこさんの拡散記事を読ませて頂きましたが、熊本では今、目には見えていませんが、裏では大変な事になっている事実を知りました。

    調査から帰り、何かスッキリしない気分になっているのは、やはりそういう事に貢献できなかった自分に対するもどかしさでしょうか。

 




    最後に、しじみママさんに描いて頂いた
「愛するシロの絵」を、いつでも見ていられるように、食卓の横に飾らせて頂いております。
    写真は届けられた日に撮ったものだと思いますが、ずいぶん遅くなってしまいました。

    ママさんすみません。



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しじみママさん、ありがとうございます。


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    毎日こんな素敵な絵を見ていたら、
ますますシロを溺愛してしまいそう!




    いつもいつも長いブログですみません。


今、研修のため、特急あずさで長野に向かっております。
    それではまたよろしくお願いいたします。

どうもありがとうございました。

    1ヶ月近くも悶々としていた国の会計監査が6月1日にようやく終了しました。
    これは戦いの幕が閉じたと言っても決して過言ではありません。

    しかし、戦いを終えたのも束の間、今熊本に向かう飛行機の中です。

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    こんなことで、皆様のブログにもまともに訪問できず、すみませんでした。




    会計検査院とは、国の機関としては、行政、司法、立法から全く独立した、ものすごい権限を持つ機関です。

是非、後学のためにお聞き下されば幸いです。

この話は、
    東京都の八王子市に、国から建設費の半分に当たる10億円の補助金を受け、生ゴミを肥料に変える今時流行りの工場を建設したのですが、少し離れた大型のマンションからの匂いの苦情があり、稼働が止まってしまいました。

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    そんなことも監査の対象になったのでしょう、何か問題がある場合には、検査官は補助金を取り返すことが目的となるので、これはもう壮絶な戦いになる訳です。




    私の担当部門は建物の構造設計です。
匂いには何の関係もありませんが、いちゃもんとしか思えない技術的な細かい項目が幾つか挙がっていました。

    その戦いが約1年半も続いており、一昨日の6月1日が、最終決戦になりました。
    そのための資料作りに、ここ1ヶ月間業務がまともにできず、そしてブログの訪問もおろそかになりました。

    しかし、一銭の儲けにもならないその努力?が功を奏して、構造設計に対しては何の指摘もおとがめも、また一円の補助金返還も無く終了することができました。

    とは言え、寿命は5年位は縮まったでしょうか。歳をとってから経験するものではないなと心底思いました。


    さて、これからしなくてはならない業務がたっぷりと溜まっている中、熊本に向かっています。

    目的は崩壊した建物がどのような理由でそうなったのか等の検証、調査です。
    阪神淡路大震災から新潟地震など、地震がある度に出かけますが、セミナーなどで伝えたり、今後の自身の生業にも役立ちます。




    私的には、飼い主とはぐれた仔たちの面倒を見てあげたり、活動している人のお手伝いをしたい気持ちの方が強いのですが、協会(設計)のメンバーと同行していますので、そういうわけにもいきません。残念!




シロはパパの仕事の邪魔ばかり。
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😩あ~、これじゃアカンわ。
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もう何も出来んよ~。



    
    

    

    
    大変無沙汰をしてしまいました。

皆様のブログを見てるのが楽しくて、
サボっていました。



    さて、先日(3月12日.土曜日)地元国分寺の
「ニャンニャンセミナー」という催しに夫婦で参加した時のお話しをします。

    国分寺市と、市内の地域猫等に関するボランティア組織との共催でした。

    私たち二人とも、猫に関するセミナーへの参加は初めてでした。



下の写真は当セミナーの開催場所です。
建物は少し古めの地域センターです。
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    猫で困っている人たちのためのセミナーという名目でした。

    2時間30分位のセミナーは、あっという間に終わった感があります。
    それは、自分にとってほぼ全ての話が目新しく、興味深い話であった事が要因です。



    野良猫(地域猫)に迷惑していたり.困っている人は来てなかったと思います。
    地域猫をどうしたら猫の嫌いな住民に迷惑をかけずに世話をできるかという実践的なお話でした。



下はその時の式次第です。
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    猫で裁判になった有名な将棋のプロである加藤一二三さんの裁判の話もされていました。

    セミナーを終え、ボランティアさんたちの多くのご苦労を知り、同じネコ愛好家として、自分は一体何をしているのだろう、そして自分は何て考えが浅はかなのだろうと反省することになりました。


私は、常々、
「殺処分ゼロ」は絶対すぐにでも断行されるべきものと思っていました。
その気持ちは今でも変わらないのですが、仮に殺処分を今すぐに辞めたとしたら、野良猫が街に溢れてしまいます。

    だからこそ、ボランティアグループの方たちが、TNRなどの地道な活動をされているわけなのに……

    そんなことも考えずに「殺処分ゼロ」などという理想だけを考えていた自分が恥ずかしくなりました。

    何も知らないド素人の、ただの夢物語に過ぎませんでした。


    実際に直面している諸所の問題は、一つ一つ解決しなければならないのです。

    ボランティアの方たちが、組織化を行い「TNR」などを始め、地域住民との話し合い、行政との連絡会など、一生懸命な活動をしていたのです。


    その活動内容を聞くと、地域住民との関わりなどで難しい問題が山積みでした。




下は猫が庭に入らない方法を記載しています。
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    野良猫を地域猫化するためには、ボランティア組織が活動するだけでは絶対に成就できないなと感じました。

    ボランティアさんのお話にもありましたが、
地域住民には、ネコを愛する人がルールを作り、地域猫化を目指しているのですが、猫は好きな人は盲目になるほど好きになる反面、住民の中には全く逆に、猫をとりわけ嫌う人が多いそうです。


    ボランティア組織と地域住民が一体となることは大切ですが、やはりそこには、行政の支援が必須であると思いました。

    
    国分寺市の職員は、お休みのところ出勤しているわけですし、頑張ってくれているのですが、その対応や顔つきはあくまでも事務的なものと感じてしまったのは私だけだったのでしょうか。




下の写真はボランティアに関する、配布されたパンフレットなどです。
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    ボランティアの運営には、まずはマンパワーが必要であることが良く分かりました。やはり活動には、実際に動ける人がどうしても必要になります。

   それから、交通費や通信費、そして避妊手術などお金も必要になり、活動をすればするほど費用がかさむわけです、


    自分はどういう路線でボランティア活動をするべきかを考えました。
    私は自分の会社の仕事と業界の仕事が多すぎて、今のところマンパワーの一人になど到底なれません。

    だけど私にも出来そうなことがありました。
    それは、市議会議員を味方につけ、市に予算をつけてもらう運動です。




下の写真や動画は、国分寺市にある「お鷹の道」と言われ、蛍の住む水路と遊歩道です。
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飼い猫か野良ちゃんかは分かりません。
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人には懐いていました。





  私の最も尊敬する人物の一人である前国分寺市長は、国分寺青年会議所の先輩であり、現在も友人です。
    同じような関係で、後輩に市議会議員に友人がたくさんいます。(自分もつくづく歳をとったものだと思います。)

    早速、若手バリバリの個人的にも仲の良い議員に話したところ、同じ党派数人で全面的に協力してくれるとの返事を貰いました。


   彼らは現在、今後の市議会で活動ができるように、市内の殺処分の現状や地域猫についての勉強や、地域猫に関わる市の予算等について、正確な数字を片っ端から調べてくれているところで、近々会って話し合いを設けることになりました。




    私自身は、まずはそのボランティアグループに参画し、今はまだ、議員との橋渡しをすることしかできません。

   行政を動かすことは、ある意味一番大切なことの一つであると思います。
   自前で活動するには限度があるからです。

    行政には、これらの活動をよく理解して頂き、出来る限りの予算を付けてもらう事を私の具体的な活動としたいと思います。




私の部屋のドアをペット用に変えました。
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猫の取っ手です。
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シロがくぐろうとしています。
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写真のタイミングが悪く、くぐる直前でした。



   イニシアチブは行政が採るのが良いのか、ボランティアグループが採るのが良いのか、地域住民がするべきなのか、協力体制でするべきなのか、まだまだ自分自身、勉強不足で分かりません。


    私が毎日拝見しているブロガーの皆さまの中にはこのようなことに大変詳しい方がいらっしゃると思います。
    ぜひご意見を頂きたいと思います。



    私は自分自身、本当にかなりの勉強量が必要だと思っております。

    そして、これが私のボランティア活動の始まりになりますが、今後どのような形になっていくのかは自分でもはっきりとはしていません。


    状況に合わせて対応していくしかありませんが、私の一生のライフワークとして、焦らずに、ゆっくりと、あまり無理をせず、永いスパンを想定し、将来自分が動けなくなるまで続けていきたいと思います。

   
    どうか皆様、応援を宜しくお願い致します。



最後はシロの写真です。
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長いブログを最期までお読み頂き、ありがとうございました。
    

    
    熊本地震は想定以上の被害が出ています。
昨晩、生後8ヶ月の赤ちゃんが助け出されたニュースには、本当に良かったなと心から喜びました。
しかし、喜んでいるもつかの間、次々に建物の崩壊による被害者が報道され、胸が痛くなります。


    「本震では大丈夫だった建物が、なぜ余震で崩壊を起こすのか」と思いませんか?

    本震を受けた建物で、殆ど影響を受けない物もありますが、
    見かけはあまり問題なくても、実は建物の内部で影響を受け、既に建物の強度が大きく低下しており、
次に大きな地震が来れば簡単に崩壊してしまう状況の建物がたくさんあるのです。

   そのような建物を
 「建物全体が塑性領域に入っている」あるいは
「降伏点を超えている」
などと言います。


    そして、そのような建物の危険の有無を見極め、
いち早く住民に知らせるという登録制の専門家が
全国にたくさんいます。

    また、行政を主体とし、その専門家たちが活動するシステムがあります。
「応急危険度判定員」による判定システムと呼ばれています。

    もし九州の判定員で不足しているようであれば、
大阪にはかなりの人数がいるはずなので、
もうとっくに派遣されているはずですが、
この被害の広がりを見ると、どうやら
うまく機能していないのかもしれません。

    これ以上被害が広がらないよう、心から祈るばかりです。




   熊本で強い地震が発生し、建物の崩壊などにより犠牲者が出ました。
   
   地震の規模はマグニチュードが6.5でした。

これは電卓で計算しましたら何と、
M9.0の東日本大震災の地震の1/5623の大きさでしかありませんでした。

   しかしながら、内陸断層型の地震で、
震源が10kmと非常に浅いこともあり、
その他の事象も重なって東日本大震災と同規模の強い揺れが引き起こされたものと考えられます。


   九州は地震の頻度が低いとされており、
建物としては、本州の建物の90%の耐力があれば
良しとされています。

   熊本では100年前くらいに同規模の地震が
起きているそうですが、
滅多に地震が起こらない地域では、
どうしても被害が大きくなりがちです。

   なぜならば、100年も経つと、
地震の怖さが言い伝えられることも少なく、
忘れられてしまいます。

   これでは地震に対する心構えは出来ません。


   本来、建物がしっかりしていれば
亡くならなくてもすんだはずの命、
日本は世界で起こる地震の10%を
占めているほどの地震国なのに、
意識としては少し薄いようです。


    昭和56年に建築基準法で新耐震が制定され、
構造計算は全く違う解析手法になりました。
   そして現在、私たち構造技術者も
ビルや家など建物の解析を
全てその新基準により行っています。

   
    これは言い換えますと、
昭和56年以前に建てられた建物の多くが
安全性を確保できていないということなのです。




    下の写真は、平成7年の阪神淡路大震災の時に、
調査等で出向き、自身で撮影した物の一部です。
   セミナーでも使用しています。
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    三宮駅の南口をまっすぐに南下したところで、
すぐに目に飛び込んできました。




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   近くで見ると本当に怖いです。





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   神戸市庁舎です。6階が層崩壊しています。
地震が早朝でなかったら、ここだけでも死者は
100名は下らなかったはずです。





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   手前の木造3棟が大破しています。

   その向こうには、洗濯物を干し平然と暮らしている
新耐震の鉄骨造建物があります。
その相違に違和感を感じませんか?

   決して鉄骨造だから強いのでは無く、
昭和56年以降に建てられた新耐震の建物であるから
壊れないのです。



   自分の命、そして家族の命は自らが守らなくてはなりません。