前回までに、デジタル一眼レフカメラのイメージセンサーに付着した異物の位置の確認方法とクリーニング時の注意点について紹介しましたが、今回はその異物の除去に便利なグッズと方法を紹介したいと思います。
【手順】
①前々回紹介した方法 で、イメージセンサー上のどの位置に異物が付着しているかを確認します。
②前回紹介した注意点 を確実に守って、カメラボディをイメージセンサーのクリーニングができる状態(各機種クリーニングモードみたいな設定があります)にします。
③エアーダスターを使ってイメージセンサー上のホコリを吹き飛ばします。
大抵は、これで除去できます。
(エアーダスター使用時の注意点)
・先端のノズルが、吹いている時に吹き飛んで、イメージセンサーに激突して、イメージセンサーにキズを付けてしまわないように、ノズルが確実にはまっている事を確認します。
念には念をということで、ノズル部を手でしっかり押さえて吹くのも良いかもしれません。
・イメージセンサーに吹きかける前に、一度、空吹きをして、液化したガスがそのまま噴出しないか確認します。
また、万が一ノズル内に異物が混入していた場合は、サンドブラストのように、イメージセンサーにキズを付けてしまう可能性もありますので、この作業をする事で、このリスクも軽減できます。
・イメージセンサーに吹きかけるときは、弱めに吹きかけます。上記の理由で、異物が万が一混入していた時のダメージを最小限に抑えます。
ちなみに、私が使用しているエアーダスターは、以下です。
逆さに拭いても液化ガスがそのまま出てくることなくて、安心です!
④クリーニングモードを終了し、①の方法で再度イメージセンサー上の異物を確認します。
これで、除去できていれば終了です!
たいていの場合は、この方法で除去できるますが、粘着質のものが付着していたり、静電気で付着(想像以上に強力に付着します)していたりすると、エアー掛けをしただけでは、取れない場合があります。
その場合のクリーニング方法は、便利グッズを含め次回はお伝えしたいと思います。