3月9日は全国で部分日食が見られます。

これは2012年5月21日の写真です。

そこで、写真に撮って見たいという方もいらっしゃると思いますが、太陽は強烈な明るさですので、カメラをそのまま向けても写らないどころか、カメラの内部を強烈な光線で壊してしまうばかりか、太陽をファインダーから覗いてしまうと失明する危険をはらんでいます。


私が以前仕入れたEOS 7Dは恐らく減光対策をしないまま、太陽に向けてしまったのでしょうか、ミラー室の一部が溶けてしまっていました。

前オーナーが目に負傷を負っていないのを祈るばかりです。



ちなみに、この7Dは現在私の愛機となっています(笑)

ですので、太陽を撮る時は、必ず減光対策を行なってください。

簡単にできる対策は、太陽専用のフィルターを購入してレンズの前面に取り付ける事です。

私が使用しているフィルターは以下のものです。


MARUMI カメラ用 フィルター DHG太陽撮影用 58mm 75091/マルミ

結構な値段する割りに、太陽を撮影する以外にほとんど出番の無いフィルターです(^_^;)

(このフィルターを使って太陽以外のものを撮影すると面白い写真が撮れるようですので、撮影に成功したら紹介したいと思います。)

このフィルターを使って撮った2012年5月の金環日食写真が冒頭の写真です。

残念ながら、私の家からは調度金環状態の時は、雲の中で撮影ができませんでした(-_-;)
実は自宅から見ることのできる金環日食ということで、小学生の頃からこの日を、30年以上楽しみにしていたので、かなりショックでした・・・・


撮影データは以下です。

PENTAX *ist DS

焦点距離 300mm

F8

シャッター速度 1/400

ISO感度200


ピントはAFでもあうと思いますが、露出はマニュアル(Mモード等)で設定しない、ほとんどの場合、露出オーバー(明るすぎ)になると思います。


露出を決める時はISO感度をできるだけ、低く設定し、絞りを数段絞った状態で撮影すると少しでも画質がよく写ると思います。

この状態で、シャッター速度を変化させながら何枚か撮影してみて、適正な明るさになるシャッター速度を探してみてください。


※フィルム時代では、撮ってその場で、できばえを確認し、設定しなおすと言う事ができなかったので、デジタルになってからはかなり気軽に撮影できるようになったと思います。

フイルム時代の時は、前もって専門誌からデータを拾って、適正露出を計算して撮影に挑んでました。

日食撮影に挑戦したい人は、目やカメラを傷めないように、十分注意して、撮影してください。



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