前回イメージセンサーに付着したホコリは、


絞りを絞り込めば絞り込むほど顕著に現れる


と言う事を書きましたが、

私はこれを逆手にとって、イメージセンサーをクリーニングする際の、ホコリの位置確認に利用しています。


私がいつもやっている具体的な確認方法は、


①カメラにレンズを取り付ける。(何でもOK)


②露出モードを絞り優先モードにする(AvとかAと表記してあるモード)


③レンズの絞りを最大に絞り込む(F値を最大に設定)


④AFモードをマニュアル(MFとかMと表示してあるモード)に設定


⑤焦点を無限遠にあわせる


⑥明るい部屋で白い紙や無地の壁紙などにカメラを向け、視野いっぱいにそれらが入るようにする。


⑦シャッターを切って、写真を撮る。


この時、絞りが最大に絞り込んであるので露出に数秒かかることもあるかもしれませんが、手振れしても全く問題ありません。逆に手ぶれさせるくらいの方が、壁や紙にゴミがついていた時に、ぶれて明確に写らなく、センサー上のホコリなのか、白い紙上のゴミなのか区別が付きやすくでいいです。


⑥これを2枚以上撮ります。


⑦撮った写真をPCのモニターで拡大して見る。


⑧一枚目の写真に異物らしきものが写っていたら、別な写真も確認してみて、全く同じ箇所に、似たような形の黒い点があるようなら、それがセンサー上のホコリ(異物)です。


⑨その黒点の写真上での位置を確認すれば、センサーのどの変に異物が付いているかがわかります。


ただし、注意が必要なのは、写真の右下に黒点があったからといって、イメージセンサーの右下に異物があるわけでないという点です。


おわかりの人もいるかと思いますが、次回この点についは書きたいと思います。