「美紅っ!あんた何やってるの!!」
1時間もしない内に息を切らしたお母さんが交番に来た。
1時間もしない内に息を切らしたお母さんが交番に来た。
「この子はもうっ!!……本当にすみません」
お巡りさんの方を見てお母さんは頭を下げた。
「いえ、迎えに来てくれて助かりました。それじゃ、今度から気をつけてくださいね」
「はい!ありがとうございます。ほら、美紅!」
「……すみませんでした」
美紅も頭を下げた。
お巡りさんの方を見てお母さんは頭を下げた。
「いえ、迎えに来てくれて助かりました。それじゃ、今度から気をつけてくださいね」
「はい!ありがとうございます。ほら、美紅!」
「……すみませんでした」
美紅も頭を下げた。
お母さんは表に停めたお店のワゴン車に美紅を乗せた。
「もうっ!びっくりしたわよ!いきなりお巡りさんから電話があって!場所聞いたら鎌倉だって言うじゃないっ」
「……ごめんなさい」
「どうしてこんなところに来たの?」
「ごめん」
「ごめんは良いから」
「あ、えと……急に海が見たくなって……?」
鎌倉に来る理由ってなんだろう?美紅は首を傾げながら答えた。
「ええっ!?あんたお腹痛かったんじゃないの?ここまで来るお金はどうしたの?」
「お金は…、おこづかい。ずっと使ってなかったから」
「そんなに持ってたかしら?全く!家に帰ったらお父さんにも怒ってもらうわよ!」
「はい……」
ああ、もう最悪だ。うまくいってると思っていたのに。
「もうっ!びっくりしたわよ!いきなりお巡りさんから電話があって!場所聞いたら鎌倉だって言うじゃないっ」
「……ごめんなさい」
「どうしてこんなところに来たの?」
「ごめん」
「ごめんは良いから」
「あ、えと……急に海が見たくなって……?」
鎌倉に来る理由ってなんだろう?美紅は首を傾げながら答えた。
「ええっ!?あんたお腹痛かったんじゃないの?ここまで来るお金はどうしたの?」
「お金は…、おこづかい。ずっと使ってなかったから」
「そんなに持ってたかしら?全く!家に帰ったらお父さんにも怒ってもらうわよ!」
「はい……」
ああ、もう最悪だ。うまくいってると思っていたのに。
家に帰ったらお父さんのゲンコツが待っていた。そして今日は1日家で反省するように言われた。
小学校が終わる時間を待って、美紅は颯太の携帯に電話をした。
「親にばれたあ!?何やってるんだよ。…それで?千羽鶴は?」
「大丈夫。千羽鶴はもらって来たよ。夜、学校行く時持っていく」
「夜、出て来られるのか?じゃあ、吉村先生にもそう伝えとくから。今夜8時、な」
「うん」
美紅は電話を切った。
「大丈夫。千羽鶴はもらって来たよ。夜、学校行く時持っていく」
「夜、出て来られるのか?じゃあ、吉村先生にもそう伝えとくから。今夜8時、な」
「うん」
美紅は電話を切った。