人狼乱舞・全文(後編)


【4日目:夜】

<<人狼>>

加州「歌仙…狐だったね。」

堀川「ごめん、僕…占われちゃった。」

青江「仕方ないよ。しかし歌仙まで霊媒師を偽ってくるとはね。」

堀川「石切丸さんいるから共有者は名乗れないし、用心棒がまだ生きてるって話をしたばかりだから、

つい霊媒師を名乗ったけど…そうだよね、霊媒師だって生きてるよね。僕らが殺したの共有者の長谷部さんだけだし、大倶利伽羅さんと秋田くんは村人だしね…」

青江「そんなに落ち込まないでよ。あの一瞬でそこまで考えられたのはすごいよ。」

加州「歌仙はたぶん堀川につられて霊媒師を名乗ってたもんね。」

青江「問題は乱くんだよ。」

堀川「本物の霊媒師だよね。やっかいだから今回で噛んでおく?」

加州「乱を噛んだら、乱は村人確定で、次は堀川が吊られるな…。」

堀川「うん、でもしかたないよ。ここで乱を消しさえすれば、僕と歌仙、どちらが人狼だったのかわからないままにできる。

青江が預言者を偽ってるかぎり、僕が人狼で歌仙が狐だってことを、知られちゃいけないんだ。」

青江「堀川の言う通りだよ。悪いけど、君は狐ってことで吊らせてもらうよ。」

堀川「うん、あとのことは加州と青江に任せるね。」

加州「まっかせなさーい。それじゃあ、今日は乱を噛むってことで。」

堀川「意義なーし!」


⇒乱藤四郎を襲撃


<<預言者>>

一期「さて、投票では歌仙殿が吊られてしまいましたね。どうも私より青江殿のほうが皆の信頼を得ているようだ。

石切丸殿は青江殿と仲良しですし、宗三殿は青江殿に村人判定をもらっているから仕方のないことですが…。

まぁ次に吊られるのは堀川殿でしょうし、まだ見つけていない人狼は一人だけ…ここは発言の多い加州殿を占っておきましょう。

…人狼!やりました。青江殿・堀川殿・加州殿の3振りが人狼で確定です!…しかし、この事実をどうやって皆に信じてもらうか、それが問題ですな。

もし乱が生き残ってくれれば霊媒してもらえるのですが…。」


<<共有者>>

石切「もし霊媒師が名乗り出たら、共有者がもういないことを告白して用心棒をゆずろうと思っていたのだけど…3人も霊媒師が…うう、結局どっちが人狼なんだ。そして長谷部君が共有者だといつ言えばいいんだ…」


<<用心棒>>

三日月「今のところ、青江の占った宗三と長谷部に怪しいところはないので青江を真の預言者とみているが…

一期のほうは、占った乱が霊媒師を名乗り出た…狐か…はたまた人狼か…一期・乱・歌仙が人狼という線もある。今宵、噛まれるとしたら霊媒師か共有者…。乱と堀川が人狼と狐だった場合は、霊媒師の犠牲者は出ないはず。

ならば今日も石切丸を護衛だな。それにしても石切丸の相方の共有者とやらは誰だ?宗三か加州あたりか?そろそろこの2人も占われるはずだ。」


⇒石切丸を護衛


<<霊媒師>>

乱「処刑された歌仙さんは…村人!つまり狐??ほらね!やっぱり一兄が本物の預言者だった!

あーん!でも今夜は絶対に噛まれる!僕が人狼だったら、絶対絶対ぜーったい僕を噛むもの!

でも明日以降にCOしたとしても誰も信じてくれないだろうし、歌仙さんと堀川さんを吊るための判断材料になるしかないか…

もー。こんな形で役にたちたくなかったー!もっと霊媒師っぽいことしたかったー!くやしー!」


【4日目:昼】


一期「噛まれたということは、乱は狐ではなかったようですな。」

青江「うーん、口封じで噛まれてしまったようだねぇ。」

加州「つまり本物の霊媒師は乱」

宗三「堀川は人狼か狐のどちらかですね。覚悟はよろしいですか?」

堀川「わからない…霊媒結果では処刑された歌仙さんは人狼でした。でも乱が狐じゃないならなんだったのか…」

石切「歌仙くんを霊媒したのかい?」

堀川「僕が本物の霊媒師ですから。例え信じてもらえなくても、真実を言うしかありせん。」

宗三「……。」

青江「堀川くんを吊るのはいいけど、その前に預言者の占い結果を聞かないのかい?」

石切「それもそうだね。霊媒師がいなくなった以上、占いは大切な情報源だ。」

一期「それでは発表しましょう。加州清光殿、あなたが最後の人狼ですね?」

加州「俺!?」

青江「おやおや先手をうったつもりかい?僕の占いでは三日月さん、あなたが人狼だよ。」

三日月「なんと、俺だったか。はっはっは。」

石切「なるほど…2人の意見を聞こうか。」



青江の占い⇒宗三・長谷部(村人) 歌仙・三日月(人狼)

一期の占い⇒ 秋田・乱(村人) 堀川・加州(人狼)


青江「僕の視点では一期さんは人狼。僕が占いで見つけた歌仙と三日月さんも人狼だ。

乱くんは噛まれて死んだことから人狼でも狐でもない…つまり、堀川は狐ってことになる。」

一期「私の視点では青江殿が人狼…占いで見つけた堀川殿、加州殿も人狼ですな。

乱が本物の霊媒師ですから、おのずと歌仙殿は狐ということになります。」


石切「どっちの言い分にも筋がとおっている…!」

宗三「あの、石切丸…いいかげん相方の共有者を教えてくださいな。僕は共有者じゃないですよ?

三日月か加州のどちらかなんでしょう?」

石切「あ」

宗三「え?」


加州「あー…それなんだけど、俺、用心棒なんだよね。」

三日月「そうなのか?俺も用心棒だ。石切丸をずっと守っておった。」

加州「やっぱそうくるよねぇ…用心棒以外に役職のこってないし。」


宗三「え?ええと用心棒が2人…?…共有者…は…?」


石切「す、すまない…宗三くん。実は共有者は長谷部くんなんだ。」


宗三「えええええええ!?」


加州「宗三こんな、でっかい声でるんだね。」

一期「レアですな。ところで石切丸殿?」

石切「う、うん?」

一期「どういうことか説明していただけますかな?」

石切「うう…」

青江「ふふふ…今日は堀川の吊りで満場一致だと思うけど、気持ち的には石切丸さんを吊りたいよ。」

三日月「まったく同感だ。」

加州「俺も…」

青江「とにかく三日月さんが人狼だよ。これで加州が共有者なら一期さんが黒確定だったのになぁ。」

一期「まったくです……ああ…、三日月殿は何のためにあなたを護衛していたのやら。」

石切「し、仕方ないじゃないか!長谷部くんがあんなに早く噛まれるとは思っていなかったんだから。」

宗三「まぁ…驚きはしましたけど、考えてみれば確かに、相方を失った共有者がとれる行動など限られていますし。ただ、人狼に共有者がもういないことがバレていたような気がしないでもないです。」

石切「そ、宗三くん…!」

堀川「あのー…盛り上がってるところ悪いけど、そろそろ投票しませんか?」

一期「そうでした。やっと一匹目の人狼がいなくなりますね」

青江「一匹目は歌仙だけどね?」

三日月「おお、そうだったな。まぁ石切丸は今夜あたり噛まれることだろうし、これ以上は責めまい。」

加州「そうね。ばいばい石切丸さん。」

石切「え?用心棒を名乗る人が2人もいるのに守ってもらえないのかい!?」


一期、三日月、青江、堀川、加州、石切、宗三⇒堀川


投票により、堀川国広が処刑されました。


【5日目:夜】

<<人狼>>

加州「さて…もう堀川はいないわけだけど…。」

青江「今日は石切丸だね。さすがに三日月さんも石切丸を守ってなんかいないだろう。」

加州「どうかな~。食えないじいさんだから、あんなこと言いつつ石切丸を護衛してんじゃないの?」

青江「だとしたら昼は石切丸が生きてる状態での投票だ。君は用心棒を偽ってるんだから、石切丸が噛まれてても助かってても、それらしい発言をしておくれよ?」

加州「わかってるけど、めんどくさいなー。三日月さんがただの村人だったら、こんな嘘つかなくてよかったのに…。」

青江「これも運だからしかたないよね。」


⇒石切丸を襲撃


<<預言者>>

一期「占いの結果、青江殿は人狼…まぁそうでしょうな。三日月殿はもう青江殿が偽物だと気づいているので、問題は宗三殿…青江殿に村人判定されているし、もしかしたら私が疑われるかもしれませんな…

あと噛まれなければ石切丸殿も…なんとか説得しなければ…。」


<<共有者>>

石切丸「あんなに怒られるとは…精一杯やったのにな。本当に人狼には共有者がいないとバレていたんだろうか?」


<<用心棒>>

三日月「人狼は青江だったか。ははは、俺に人狼判定を出したりしなければ、用心棒である俺を噛めたはずなのに…

噛むとすれば石切丸か宗三しか残っていないではないか。さて、どちらを護衛するかだが…。

どう考えても石切丸よりも宗三のほうが察しが良いし、人の心の機微にも敏感だ…。ここは宗三を守り、ぜひとも人狼を見破ってもらわねばな。」


【5日目:昼】

加州「ごめんね~石切丸。まぁ後のことは宗三にまかせなよ。」

三日月「ああ、石切丸…俺が守ってやらなかったばっかりに…」

宗三「用心棒はわざと石切丸を護衛しなかったでしょう。」

三日月「はて、なんのことやら?」

加州「そんなことより、どうすんの宗三。俺と青江を信じる?それとも三日月さんと一期さんを信じる?」

宗三「はぁ…。ちなみに占いの結果は?」


一期「青江殿を占いましたが人狼でした。」

青江「一期さんを占ったら人狼だったね。」

宗三「でしょうねぇ…僕はより怪しいと思うほうの預言者に投票します。本物の預言者と用心棒は、もう偽物の預言者がわかっているはず…僕と合わせて3票を確実に投票しましょう。」


一期「了解です。」

青江「わかったよ。」

加州「おっけー。」

三日月「心得た。」


一期「さて、あなたはどちらに投票しますか?私ですか?」

青江「それとも…ふふふ、僕に投票する気かい?」

・おわり・