一晩中心地よくエアコンの効いた部屋で、自宅のベッドよりぐっすり眠れた。

 

お腹はとくに張ったりすることもなく、手術したことを忘れてしまうくらいいつもと変わらなかった。

 

8時頃、執刀したお医者さんとは違う、若い先生が、回診に来た。 

とくに何かをするわけでもなく

 

「昨日、ポリープ切除したんですね。」

「はい。」

「大丈夫ですか?」

「はい。」

「 ・ ・ ・ 。 はい。 確認でした。」

と、さくっと部屋を出ていかれた。 キョトン真顔

 

そして、朝食の時間。

流動食だけれど、美味しく感じた。 悟りを開いた修行僧の気分だった。知らんけど。

 

食器を片付けたあと、ゆっくり着替え、荷物を片付けた。 

ナースステーション脇の部屋だったので、廊下の声がよく聞こえて忙しそうな雰囲気は

伝わってきた。 やっと会計の人が部屋に来たのは、10時過ぎだった。 

 

前回退院するときにちゃんとナースステーションの皆さんに挨拶できなかったのを後悔したんだよなぁ~と思いながら、エレベーターホールに行くと、またもやナースステーションの皆さんは忙しそうにしていた。 挨拶を瞬時にあきらめた私は、そのままエレベーターに乗り込んだ。 後悔はなかった。 これが小さな人間の私なのだ。 っていうか、今回はいい思い出がなかったから、そう思ったのかもしれない。 

 

1階の退院窓口で会計を済ませ、手慣れた様子でテレビカードを精算し、外に出た。

駐車券を精算機に通すと、”900円”と表示された。 

いつもこの病院に来るときは、近所の美味しいパン屋さんでおやつを買って帰るのだが、今回は食べ物の制限があるから我慢。 

 

あとは2週間後の診察日に聞く病理検査の結果が、良好であることを願うのみだ。