シレナクリニック Dr.ちほのスマイルブログ☺

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03Sep
- 飲む日焼け止め！？
  暦の上では秋になり台風や前線の影響で、各地で集中豪雨や線状降水帯が発生昨日は当院付近に雷雲が2時間半程度居座り、落雷祭り当院も一時停電5分程度で復旧してよかったですが、小学生の子供たちは、あまりの雷雨の激しさに下校できず、学校で2時間以上足止め食らってましたそして今日は朝から晴れて太陽が顔を出すと一気に蒸し暑くなるまだまだ日差しは強く紫外線も強いお肌の大敵、紫外線この紫外線が皮膚にダメージを与え光老化と呼ばれるシミ、そばかす、しわ、たるみなどの原因になりますこの光老化を防ぐのに、とても優秀な栄養素アスタキサンチン強い紫外線に当たると、一重項酸素という、非常に毒性が強い悪玉活性酸素が発生しますこの一重項酸素が、光老化の原因となります。アスタキサンチンはこの一重項酸素を消去する働きに優れ、その効果の強さはβーカロテンの5倍コエンザイムQ10の800倍ビタミンCの6000倍脂質の過酸化を防ぐ力はビタミンEの1000倍と言われています多くの抗酸化物質は活性酸素を消去する際に、自らも酸化し毒性を持ってしまいますが、アスタキサンチンは、そのような毒性を持つ可能性が低いと考えられています日焼け＝夏というイメージが強いと思いますが、一年を通して紫外線を浴びていて、そのダメージの蓄積が、光老化となって現れてきます。夏だけでなく、一年を通して紫外線対策は重要になります。日頃からアスタキサンチンを意識した食事で、紫外線対策に取り組んでいきましょうにほんブログ村にほんブログ村
14Apr
- 紫外線対策とビタミンD
  紫外線対策とビタミンD　Part 1こんにちは。随分とご無沙汰してしまいましたもうすっかり春の桜シーズンも終わり、初夏、日によっては夏日…日差しも強くなり、気になってくるのが紫外線しみ、そばかす、しわの原因場合によっては皮膚がんにもこれからの季節、日焼け止めクリームをこまめに塗って、アームカバーをして、サングラスに大きめのつばの帽子、日傘をさして歩く女性を多く見かけます。しかし、ちょっと待ったー果たしてそれが良いことなのか勿論紫外線を避けてお肌を守る、ということではある意味正解ですが、身体全体の健康を考えたとき、この対策が好ましくない結果を招くことも紫外線が当たると、皮膚でビタミンDが作られます。ビタミンDはカルシウムやリンなどミネラルの代謝や、骨の代謝、そして最近特に注目されている免疫システムの活性化、がんやメンタルにも深く関わっています。紫外線対策をしたことで、日本人のおよそ8割の方がビタミンD不足と言われています。海外から、ビタミンDの血中濃度が低い人ほど新型コロナウイルスに感染しやすい、また重症化しやすい、逆に血中濃度が高い人ほど、感染しにくい、感染しても重症化しにくい、という結果が報告されています。顔などしみやしわが増えては困るというところは紫外線対策をし、手や足など少しくらい日焼けしてもいいと思えるところ、例えば手のひらなど、太陽光に1日少なくとも10～15分程度は当てて、ビタミンD合成をはかりましょうそして日光に当たりながらウォーキングなどの運動をすることで、骨を丈夫にし、筋肉量や筋力を増やすことが出来ます。また、食事でビタミンDを摂取することも重要ですビタミンDを多く含む食品の例を載せておきます。次回は、飲む日焼け止めとも言われる、優秀な物質、アスタキサンチンについてお話ししたいと思いますにほんブログ村にほんブログ村
11Nov
- 免疫力向上のためにまずすべきことは？
  「ビタミンDを摂ると免疫力が上がる！」「ビタミンCを摂るとコロナに感染しにくくなる！」そんなフレーズを目にしたり聞いたりして、市販のサプリメントを購入して飲んだり、果物を沢山食べたりされる方も結構いらっしゃると思います。勿論ビタミンDもビタミンCも、感染対策にはとても重要な栄養素です！しかし、実のところそれだけ摂ればいいっていう簡単なもんじゃありません！まずはベースとなる自身の体作りをしっかりする必要があります。それはなぜか下のイラストをご覧ください。　　　　　　　　　　　　　　　本来、奥の桶のように板の長さが揃って、中になみなみと水が溜められている桶が理想的です。ところが、手前の桶はどうでしょう？板の長さがバラバラで、中の水が桶の外に溢れ出てしまっています。それぞれの板は体の中にある栄養素の量を示しています。つまり、栄養素が一つでも足りていないと、その短い板の部分から桶の水が溢れ出てしまうように、その他の栄養素が十分に吸収できず体外へ排泄されてしまいます栄養素はそれぞれお互いに作用しあっていて、例えば神経伝達物質を作る過程において、ビタミンBやナイアシン、鉄、マグネシウム、葉酸、ビタミンC、銅などが必要になりますが、その中でたった１つ不足するだけでも代謝がうまくいかなくて、十分な神経伝達物質を作ることが出来ず、それに伴い体に様々な症状を引き起こし、不調へとつながっていくわけです。糖代謝、脂質代謝、タンパク質代謝、いずれにおいても様々な栄養素が代謝をうまく回すために必要かつ関係し合っています。これらの代謝がうまく行かなければ、当然免疫反応に関わってくる細胞を十分に作り出すことも出来なくなります。ですので、まずは必要な栄養素のベースラインを整えるところから始めましょう！にほんブログ村にほんブログ村
17Aug
- 今出来ること、すべきこと～コロナに立ち向かうには～
  こんにちは。新型コロナウイルスのデルタ株の勢いは止まらず、全国で感染拡大が続いていて、先の見えない状況に気分も沈みがちですね。最近ではデルタ株に加え、ラムダ株やミュー株などどんどん新しい変異株も出現し、果たしてワクチンの効果は期待できるのか❓治療薬は一体いつになったら出来るのか❓不安はつのるばかりです。緊急事態宣言が各地に出ていますが、その効果も以前のようには見られず、名ばかりの宣言のようになっています。手洗い、マスク、うがい、ソーシャルディスタンス、消毒、ワクチン接種、、、出来ることはもうやり尽くした！もうこれ以上することなんてないじゃないか！なんて思っていらっしゃる方も多いと思います。しかーし！実は、今すべきことで一番重要なことがまだ残っています！！！それは、、、自己免疫力を高めること！！本来なら真っ先にやるべきことなんです！ワクチンの効果を上げるにも、まず自分の免疫力を高い状態に保っておくことが重要です。万が一感染してしまった時、ウイルスを倒すために頑張って働いてくれるのは免疫細胞です。彼らが元気でパワーがないと、ウイルスに太刀打ちできず、重症化する率が高くなってしまいます。ではどうやったら免疫力を上げることが出来るのか？それは、まずしっかりした身体を作らなければなりません。身体は何からできているのでしょうか答えは、７月９日のブログに書いてあります！そうです、あなたが食べた物から出来ていたんでしたね次回、免疫力を高めるのに重要な栄養素についてお話ししたいと思いますにほんブログ村にほんブログ村
- ワクチン打っても油断は禁物！！
  夏休みと同時に始まったオリンピックが終わり、お盆休みも終わって、新型コロナウイルス感染症は相変わらず勢いを増して、全国に感染拡大しています。政府はオリンピック開催に向けてワクチンさえ打てば～みたいな暢気なことを言って来ましたが、ワクチンはパンデミックを抑えるための手段の一つにすぎません。ワクチン≠感染しない決して＝ではありません！！インフルエンザのワクチンを思い出して頂ければ分かると思いますが、感染しにくくなりますが、全く感染しないわけではありません。事実、2回接種を受けた方でも、コロナに感染してしまう方がいらっしゃいます。重症化しにくくなりますが、全く重症化しないわけでもありません。テレビのインタビューや街中で見かける中高年の方が、ワクチンを打ったから「もうこれで安心できるわ～」なんて、あごマスクやマスクを外して話しているのを見ると、ヤメテ～～～～～！！！と叫びたくなります。打った瞬間にウイルスに太刀打ちできるだけの抗体ができるわけではありません！！2回接種後にようやくグンッと抗体価が上がって来て、そして2回接種後2週間で十分な抗体が産生されます。しかし、抗体が十分できたからと言って、油断は禁物！！今まで通り、マスク、手洗い、うがい、三蜜を避けることは継続して下さい。先ほど言った通り、ワクチンは100％ではありません。あくまで、パンデミックを避けるための一手段なのです。ウイルスも次から次へと変異して、ワクチンの効果が今までのように効かない種類のものも出てくるでしょう。また、ワクチンを終えて十分免疫ができた方が無症状で感染していた場合、自身は無症状で済んだとしても、ワクチン未接種者や免疫力の低い周りの人に感染させてしまう可能性があります。自分が感染しないことはもちろん重要ですが、自分が他の人に感染させないことも、同等に重要です。若い方のワクチンの意義は、感染してしまったら重症化する頻度の高い高齢者や基礎疾患のある方を、このウイルスから守るというところが大きいと言われています。ではワクチンを打って、新型コロナに罹らない人、罹っても無症状あるいは軽症の人と、中等症や重症化してしまう人との違いは一体何なのでしょうか？それは、免疫力の違いです。次回は、この免疫力を上げるにはどうしたらよいのか、についてお話ししたいと思います。にほんブログ村にほんブログ村
04Aug
- ドクターインタビュー
  こんにちはまたもやご無沙汰してしまいました。連日猛暑が続いていますが、皆さんお元気でお過ごしですか賛否両論あったオリンピックも半ば強引に開催されましたが、出場されている世界各国の選手の皆さんの活躍は素晴らしいと思います。出場されたからには、力を出し切って頂きたいなと思います。オリンピック開催が直接どの程度関係しているか分かりませんが、デルタ株の感染力の強さで、日本国内の新型コロナウイルスの猛威も止まりませんワクチン接種も重要ですが、ワクチンが100％感染を予防してくれるわけではありません。最終的には個人の持つ免疫の力が頼みの綱です。コロナに限らず、様々な感染症に対抗できるよう、日ごろから免疫力の向上に努めましょう。さて、今回は当院のインタビュー動画の紹介です。いつもお世話になっている医療機関専用サプリメントを取り扱っている株式会社ヘルシーパスさんが、新規開院クリニックとして当院に取材に来られ、インタビュー動画を作成してくださいました。現在、ヘルシーパスさんのホームページのドクターインタビューのコーナーで一般公開されています。よろしければご覧ください。当院で行っている治療についてお話させて頂いたので、動画を見ていただくと栄養療法がどんなものなのか、なんとなくでも分かって頂けるかなと思います。インタビュー動画はこちらhttps://youtu.be/FUcAo_xu2CU株式会社ヘルシーパスヘルシーパスは医療機関専用サプリメントメーカーです。科学的根拠（エビデンス）に裏づけされた最高の健康を手に入れるためのパスポート（エビデンスサプリ）をご提供します。医師、薬剤師、管理栄養士など、医療・栄養のプロに評価を受けたサプリメント。医療関係者向け情報、サプリメントの選び方も大好評！www.healthy-pass.co.jpにほんブログ村にほんブログ村
16Jul
- 脂質と炭水化物は？
  前回、タンパク質の重要性を簡単にお話ししました。では三大栄養素のタンパク質以外、脂質と炭水化物の役割はなんでしょう？脂質は、エネルギー源として体温の調節や働く力となります。また、ホルモンや細胞膜、脳神経組織を作る材料でもあります。とかくコレステロールが高いのはよくない、コレステロールを下げよう、と言われていますが、低ければいいというものでもありません。コレステロールが不足して血中コレステロール値が低い方に、うつが多いとの報告があります。また、細胞膜の材料ですから、赤血球の膜もコレステロールをもとに作られています。正常の赤血球は真ん中が凹んだ円盤状をしているのに対し、材料のコレステロールが足りない赤血球はボールのような真ん丸になり、そのような赤血球は大切な酸素や栄養素をうまく運べないものになってしまうのです。一方、炭水化物は主に糖質と食物繊維から構成されています。食物繊維はコレステロールの吸収を抑制したり、腸内環境を改善し、腸の動きを良くして便の排泄を促す作用があります。糖質は、体内に入ると即効性の高いエネルギー源となります。そのため、瘦せ型のアスリートや成長期の子ども、肥満のない方の運動前など、エネルギーが必要な方やシチュエーションによっては重要なものになります。また、糖質は、グリコーゲンとして主に筋肉に貯蔵されます。体力は、この貯蔵されたグリコーゲン量に比例するとも言われ、筋肉量を増やすことは、グリコーゲンの貯蔵量、つまり、体力アップにもつながります。しかし、必要以上に摂りすぎてしまうと、糖質は中性脂肪に変えられ、内臓脂肪として体内に貯蔵され、肥満の大きな原因となります。にほんブログ村にほんブログ村
09Jul
- あなたは、あなたが食べたもので出来ている！！
  しばらくご無沙汰してしまいました　今回から少し栄養のお話を。「You Are What You Eat.」　　　　　=Jean Anthelme Brillat-Savarinフランスの政治家であり、美食家として有名であったジャン・アンテルム・ブリア＝サヴァランの言葉にもあるように、私たちの体は食事から摂った栄養素によって作られています。皆さん、筋肉がタンパク質からできていることはよく知っていると思います。しかし、タンパク質からできているものはそれだけではありません。様々な臓器、皮膚、骨、毛髪、爪、歯、酵素、抗体、ホルモン、神経伝達物質など、非常に多くのものがタンパク質から作られています。タンパク質は私たちにとって非常に重要な栄養素であり、私たちが健康であるのも病気になるのも、全てタンパク質が関わっているのです。なぜ、タンパク質がこれほどに重要なのかここで人類の歴史を遡ってみます。人類の祖先が誕生したのは今から600～700万年前。当時は狩りや木の実採集などをして生活しており、主に狩りで捕らえた獲物の肉など、タンパク質中心の食事でした。農耕文化が始まり、麦や米などの炭水化物を食べる生活へと変わって行ったのは、人類の長い歴史の中で、わずか1万年ほど前からという、比較的最近のことなのです。つまりこの600～700万年という非常に長い間、人類はタンパク質を中心に食べ、生きてきたのです。つまりそれだけ私たちの体にとってタンパク質は大切な栄養源だったと言えます。にほんブログ村にほんブログ村
18Jun
- 栄養と国民皆保険☆
  ここ15年ほど、いくつかの栄養素や食材にスポットを当てたテレビの健康番組が急増しました。また、様々な健康食品、サプリメントなどがちまたに溢れるようになり、それらのCMや通販番組など、毎日何かしら目にされていると思います。今、それだけ栄養が注目されています。日本には国民皆保険制度というありがたい制度があります。ところが超高齢化社会となり、医療機関にお世話になる人が必然的に増え、逆に支える世代は少子化で減少。年々医療費は削減、高齢者の負担増など、病気で医療機関に支払う個人の医療費は増えつつあります。そして不景気が続き、さらにはこのコロナ禍で甚大な経済損失が出ています。最近の経済状況を考えれば、このありがたい国民皆保険制度がいつ崩壊してもおかしくないことはすぐに想像がつくでしょう。では、我々ひとりひとりができることと言ったら何でしょう病気にならなければ良いのですそんな無茶なことを！って思った方、少なくないと思います。でも、病気になりたいなんて思ってる方、いないですよね。全く病気にならないというのは難しいかもしれませんが、なるべく病気にかからないようにすることは可能です。どうやって？そこで重要になってくるのが「栄養」です。次回はこの栄養について書いてみたいと思います。にほんブログ村にほんブログ村
17Jun
- 健康寿命とは❓
  長寿大国日本2019年の日本の平均寿命は男性 81.41歳、女性 87.45歳と、年々延び続けています。他方、「健康寿命」と言って、介護など人の手を借りることなく、元気で自立した生活を送れる期間を表す寿命は、最新2016年のデータで男性 72.14歳、女性 74.79歳（2016年の平均寿命は男性が 80.98歳、女性が 87.14歳）です。平均寿命と健康寿命の間に、男性では約 9年、女性で約 13年の隔たりがあります。これはつまり、人生最後の9～13年間は日常生活に何らかの制限を来す、健康ではない期間が存在することを表しています。せっかく長生きできるのであれば、出来るだけ最後まで元気に人の手を借りず、楽しい時を過ごしたいですよね皆さん、是非とも健康寿命を伸ばして、死ぬまで元気に楽しく暮らしてください！にほんブログ村にほんブログ村
16Jun
- オーソモレキュラーってなあに？
  なかなか聞きなれない横文字だと思いますオーソモレキュラー医学とは、「栄養療法」「分子栄養学」「分子整合栄養医学」とも言われ、ビタミンやミネラル等の栄養素を正しく取り入れることで、私たちの身体を構成する約60兆個の細胞の働きを向上させて、様々な病気の予防や治療を行う医療のことです。海外では1960年代より、精神疾患領域の治療として応用され始め、その後欧米を中心に発展し、現在ではほぼすべての医療分野（内科系、外科系、小児科などほぼ全ての領域において）で治療として応用されています。栄養療法は、薬を使った対症療法とは異なり、根本的な原因を改善することを目的としています。正しい食事から栄養を摂ることが第一ですが、必要に応じてサプリメントや点滴などで高濃度の栄養を補充します。個人の体質や体調によって、それぞれ必要な栄養素の種類や量が異なるため、専門的な知識を持った医療従事者の指導のもとで行うことが基本になります。また、体調に悪影響を及ぼす物質を避け、体内からそのような物質を排出することも病気の治療や予防に重要となってきます。オーソモレキュラー栄養療法自らの自然治癒力を高め、病気の進行を防ぎ、症状の改善、さらに病気の予防を目的とするにほんブログ村にほんブログ村
12Jun
- はじめまして☆
  静岡県掛川市のシレナクリニック院長の吉岡千峰ですまさにコロナ禍の2020年11月25日に開院しましたまもなく開院から半年が経とうとしています。オーソモレキュラー栄養医学に基づく栄養療法や点滴療法を主体とした治療、アンチエイジング、健康維持・増進、ドクターズサプリメント、がんの補完療法、超音波検査を利用した乳がん検診などを行っています。これから、クリニックのこと、健康と栄養のこと、コロナ関連のことなど、少しずつですが、きっと皆様のお役に立てる情報を発信していきたいと思います。よろしくお願い致しますにほんブログ村にほんブログ村