白百合ケ丘美術学院のブログ
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ダニエルとの思い出

朝の散歩

朝は出勤前の五時半、ダニエルはいつでも用意周到

私は、四時に起きてブログを書いて、そしてある程度の出来で投稿に載せる

そして、ダニエルと共に春夏秋冬、同じ時刻に家を出て散歩する

暗闇の冬、春の朝日、そして夏は朝から汗を滲ませ、秋は公園の枯葉を踏む音が新鮮

いつも、決まったコースを歩き

ダニエルも決まった場にオシッコで自らの存在を仲間に知らせる

そのような景色との戯れも、今は昔の思い出、ダニエルは天に召され、私は病床の身

絵だけが、私たちの散歩した時間を思い起こしてくれる

私にとって写真は、瞬間であり、絵は心と手の共同作業の結果

見えない時間が、見えない思い出を提供してくれる

 

ダニエルとの思い出

木場公園

木場公園のドックランから見た景色

リードを外したダニエルは、いろいろな仲間たちと挨拶するように夢中になっている

ダニエルは私を外の人として、自らのワンダーランドを楽しんでいる

私は、ダニエルに

ウンコの後始末をするために、ダニエルに眼差しを向けている

ダニエルは眼差しを意識して、私に近づくことなしに自らの自由を満喫している

景色は、木場公園の全体の一部を切り取り

私のいるドックランからの視界ということになる

それは木場公園の景色に包まれ、私はダニエルを包み

ダニエルのワンダーランドを見守っている

ダニエルとの思い出

慰霊碑

戦争の惨状が生き残った人々によつて

公園の片隅に慰霊碑が建立される

生と死の間の心の形であり、多くの人々はその間を忘れて日々を過ごしている

今の私は、生()を諦めて死までの時を生きている

それは慰霊碑と同じに、多くの人々に忘れられた日々を生きていることになる

そして、今はダニエルが天に召され、私も天の居場所をイメージする

この場所も、毎日のように通った散歩コースであり

町の景色を呼吸しながら、この世の出来事と物事の意味を噛みしめる

今、着ること住むことというイメージが消され

景色を食べること、呑み込むことの胎内の世界をイメージする

そう、時を食べて生きている

 

 

 

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