■侵入犯に狙われやすい家 

家宅侵入の被害にあった人のなかには、「なぜ、うちが?」と怒りにも似た疑問を抱かれたかたも多いでしょう。じつは侵入犯にとって「狙われやすい家」と「狙いにくい家」があることをご存じでしょうか。「狙われやすい部屋」をマンションと一戸建てに分けて検証していきましょう。 

 

★マンション 

マンションやアパートでは、一般的に一階が危ないといわれていますが、たいていの場合一階の住人というのは、その危険性をある程度認識しているので、ベランダ側の窓を開けたままで外出するということはまれでしょう。それに対して、2階以上の住人は、玄関の戸締まりはしても、ベランダ側の戸締まりがおろそかになることがあります。これは、一軒家にもあてはまることで、一階の窓と玄関はしっかりと戸締まりをしても、二階は忘れがちです。 

そのことを熟知して、わざわざマンションの中層階以上を狙って犯行を重ねる侵入犯もいます。二階あるいはそれ以上の階は、ベランダ側から侵入されたという事例がけっこう多いのです。とくに二階は、一階部分にクーラーの室外機、堀、物置、あるいは外付けの排水管など「足場」になりやすいものがあれば、下からよじ登って簡単にベランダに忍び込むことができます。しかも、コンクリートの腰壁タイプのベランダは、しゃがんでしまえば、外からほとんど見えません。人目を気にすることなくじっくり窓をこじ開けることができるわけです。したがって、防犯の観点からすると、外からよく見える格子タイプのベランダのほうがより安全です。隣と地続きになっているベランダも要注意です。同じ階のほかの部屋に侵入した空き巣が、ベランダづたいに移動してくる可能性があるからです。地続きのベランダは、一階のベランダと同様に用心が必要です。四階、五階と階が上がってくると、さすがに下からの侵入は危険がともないます。しかし、最上階は別です。屋上からロープを垂らしてベランダに侵入する方法があります。マンションによっては、簡単に屋上に出入り出来る構造になっています。防犯性の高い賃貸住宅なら、屋上に至る階段のドアにカギがかけられていたり、防犯センサーなどが取り付けてあったりするはずです。最上階に住む場合は、部屋選びの段階から、屋上がどう管理されているかをチェックすることが肝心です。 

 

★一戸建て 

一戸建ての場合、侵入者にとって、まず建物まわりの環境が入りやすさのめやすとなります。たとえば、高い塀をめぐらした建物は、一見すると防犯対策が万全のようにも見えますが、塀の内側に入ってしまえば、外からは見えません。侵入犯にとって、非常に仕事のしやすい状況を生み出しているのです。生け垣や大きな庭木は、高い堀ほどは、外からの視線を遮断しませんが、侵入犯にはある程度の目隠しにはなります。かといって、道路と建物を区切る堀や生け垣がないほうが安全かというと、そうでもありません。建物に侵入しようとすれば、通りがかりの人や近隣の人にまる見えですが、障害がないことで心理的に入りやすい、逃げやすいという印象を与えてしまいます。したがって、防犯の観点からすると、上半分が格子になっているタイプの堀が、いちばんいいのです。また、高い堀は二階に侵入するときの足場になることがあります。電柱が建物に接している、隣の屋根が近い、二階の窓の下にカーポートや背の高い物置があるといった場合も要注意です。この場合は、二階の窓の戸締まりを厳重にしたり、面格子を取り付けたりする必要があります。 

 

 

 

 

http://harikaesyuri21209.webflow.io/

 

http://harikaesyuri24210.webflow.io/

 

http://harikaesyuri23232.webflow.io/

 

http://harikaesyuri23225.webflow.io/

 

http://harikaesyuri21214.webflow.io/

 

http://harikaesyuri23237.webflow.io/

 

http://harikaesyuri21205.webflow.io/

 

http://harikaesyuri21212.webflow.io/

 

http://harikaesyuri24214.webflow.io/

 

http://harikaesyuri21219.webflow.io/