山の頂上は岩だらけで、木は何も生えておらず背の低い植物が所々見えていた。

風が常に強くて、そんな中白くてピンクのツボミをつけた群生は健気で可愛らしい。

後で、これは花ではなく実だと知った。

誰に知られなくても見てもらわなくても、ちゃんと咲いて実をつける。

自分が自分を認めるとこんなに可愛い。