おはようございます。
今日はかなり昔の話をします。
6~7年前でしょうか。
私は朝、激しい腹痛で目が覚めました。。。
もうおなかに心臓があるかのように、「ドックン、ドックン」と痛むのです。
あまりの痛さに近所の病院に行きました。
その病院は個人病院の内科です。というか内科しかないのですけど。
そばには県立病院があったのですが、待てないのでそこにしました。
診察の結果、「ここでは無理です。すぐに大きい病院で検査をしてもらってください。」とのこと。
近くの県立病院に行かされるのかと思いきや、そこから2~3キロ離れた、別の個人総合病院への紹介状を出されました。
仕方なくタクシーで行くと、なぜか外科の診察室に通されました。
私は医療にまぁ詳しくはないので、なぜ外科?と思いましたが、腹痛は外科なのかもしれません。。。
でも、ここから私の恐怖の3日間が始まったのです。。。
診察結果・腹膜炎
すぐに車いすで処置室に移され、抗生物質の点滴が始まりました。
確か痛み止めも打ったのかな?激しい眠気に襲われ、意識は途切れ、途切れ。
点滴は3本くらいやったのかな~。その二本目くらいで意識が戻り、周りを見るともう一人点滴されてる男性がいました。
ふと、自分の点滴を見ると、「佐藤」と名前が。。。
名前は明かせませんが、私は佐藤じゃありません!
「え?これ何?」
最初は自分の身に起こった出来事を把握できませんでした。痛み止めの麻酔効果のせいでしょう。。。
「もしかして、これ私の点滴じゃない?」
あわててナースコール。
点滴を指さし「私の名前佐藤じゃないんですけど。向こうの人のと間違ってないですか?」と聞きました。
看護師さんは笑って、「あぁ、ごめんね。名前を書き間違えちゃったの。」
いや、笑い事じゃないですから。
点滴は間違えていないとのことでとりあえず一安心。
その後、血液検査のため、看護師が注射器を持ってきました。
腕にさしたのですが、寝てるせいか血が出てこない。
注射器を腕にさしたまま、腕をモミモミ。。。痛いし。
しまいには「やっぱり出ないので起きてください。」
最初から起こせよ。(←思い出すとイライラして言葉づかいが悪くなりますが、今回だけご容赦ください)
そして、なんとか採って、キャップをしめるときに、「あっ」
なんと血がベッドのシーツの上にダラダラ。
全部はこぼれなかったのですが、私のベッドは血みどろ。。。
そのままベッドも、シーツも取り替えてはもらえませんでした。
そして一向に良くならない私の腹痛。そのまま入院となりました。
また車いすで移動。
点滴は入院してる間ずっとしていました。
その夜は夜ごはんを食べて、すぐ寝ました。
ところが夜中に「う~、う~。」というような唸り声?で目が覚めました。
「ホラー?」と思い息をひそめていると部屋の戸があきました。
そこにはよたよた歩きのご老人が。。。声の主でした。
慌てて看護婦がきて「○○さん、だめよ~!」と言って連れて帰りました。
ボケてしまった老人が徘徊していたのです。これも退院する日まで続きました。
時々「う~!!」みたいな叫び声で目が覚めたり。。。とりあえず夜はあまり眠れませんでした。
次の日、動けない(医者からの禁止)ので看護師さんに職場への連絡をお願いしました。
看護師さん、快諾。
ところが、その日の昼前、「動いていいよ」ということになって、公衆電話で実家へ連絡すると職場から「なぜ来ないのか」という連絡がきたとのこと。
いやいやいや。。。
あわてて看護師さんを呼ぶと忘れてましたとのこと。
そのあと連絡してくれましたけどね。
そしてお昼頃、友達が見舞いにきてるとき、この入院生活一番の恐ろしい出来事が。。。
看護師二人組が私の枕元に注射器を持って来ました。
「注射の時間ですよ~」
消毒して、血管をさがしているときでしょうか。
「術後の経過どうですか~?」
「…手術なんてしてないですけど」
(←声が震えてしまいました)
「え?」
看護師があわて始め、廊下から話し声が。。。そして決定的な一言が。。。
「それ隣の部屋の○○さんだよ!!」
私は何を注射されそうになったのでしょう?されてたらどうなっていたのでしょう??今ここにいたでしょうか???
そのまま看護師は戻ってきませんでした。
一部始終を見ていた友達(男)が、「…お前退院か転院した方がいいんじゃないか?」
そしてお昼ご飯を食べた後、腹痛がひどくなりました。
ご飯を食べてはいけないということになり、点滴に「飲食禁止」の札がかけられました。
あとからきた友達には「エサを与えないでください」と笑われましたが。。。
夕方、先生に「退院したいです」と言いましたが断られました。
ご飯も食べられないくらいの人を退院させるわけにはいかない、と。
仕方なく、入院生活は続きます。
彼氏に買ってもらったテレビカードでテレビを見るくらいしか、楽しみはありません。
しかも食事できないからまわりの食事中はイラッとします。水すら飲んではいけないとのことです。
彼に本を買ってきてもらって、読んでるうちにその日は寝ちゃいました。また夜中に唸り声で目を覚ますんですけどね。
次の日の朝、血圧をはかりに来た看護師が、何か用事があったのか「ちょっと待ってて」と血圧計を私の枕元に置いたまま一時間経っても帰ってきませんでした。
もう我慢の限界です。退院を懇願しました。というか脅しました。
「退院させてください。入院って高いんでしょ?これ以上いたらお金払えません、っていうか払いませんから!!」
そしてなんとか退院できることになりました。
準備しているとき、看護師さんが来たので、「私の病気はなんというもので、どうしてなったのでしょうか?」と訊きました。
看護師さんが席をはずし、先生に聞いてきたのかメモを持ってきました。
「あなたの病気は腹膜炎ですね。原因はわかりませんので外来でもう一度受診してください。」
-もういいです-
そして会計時。食事は入院中、前半だけだったのに全部の食事代が入っていて押し問答に。。。
それ以降私は病院嫌いです。
壮絶すぎて友達に「作り話じゃないの?」って言われることもあるけどすべてありのままの出来事です。
まだ「医療ミス」という言葉が有名になる前でしょうか。
忘れられない出来事です。トラウマです。子供を産むのも病院は嫌です。
もう怖いことばかり考えてしまって。。。
病院の名前は明かせないですが、今はどうなっているんでしょうね。
病院自体は今もあるようですから。。。
今日はかなり昔の話をします。
6~7年前でしょうか。
私は朝、激しい腹痛で目が覚めました。。。
もうおなかに心臓があるかのように、「ドックン、ドックン」と痛むのです。
あまりの痛さに近所の病院に行きました。
その病院は個人病院の内科です。というか内科しかないのですけど。
そばには県立病院があったのですが、待てないのでそこにしました。
診察の結果、「ここでは無理です。すぐに大きい病院で検査をしてもらってください。」とのこと。
近くの県立病院に行かされるのかと思いきや、そこから2~3キロ離れた、別の個人総合病院への紹介状を出されました。
仕方なくタクシーで行くと、なぜか外科の診察室に通されました。
私は医療にまぁ詳しくはないので、なぜ外科?と思いましたが、腹痛は外科なのかもしれません。。。
でも、ここから私の恐怖の3日間が始まったのです。。。
診察結果・腹膜炎
すぐに車いすで処置室に移され、抗生物質の点滴が始まりました。
確か痛み止めも打ったのかな?激しい眠気に襲われ、意識は途切れ、途切れ。
点滴は3本くらいやったのかな~。その二本目くらいで意識が戻り、周りを見るともう一人点滴されてる男性がいました。
ふと、自分の点滴を見ると、「佐藤」と名前が。。。
名前は明かせませんが、私は佐藤じゃありません!
「え?これ何?」
最初は自分の身に起こった出来事を把握できませんでした。痛み止めの麻酔効果のせいでしょう。。。
「もしかして、これ私の点滴じゃない?」
あわててナースコール。
点滴を指さし「私の名前佐藤じゃないんですけど。向こうの人のと間違ってないですか?」と聞きました。
看護師さんは笑って、「あぁ、ごめんね。名前を書き間違えちゃったの。」
いや、笑い事じゃないですから。
点滴は間違えていないとのことでとりあえず一安心。
その後、血液検査のため、看護師が注射器を持ってきました。
腕にさしたのですが、寝てるせいか血が出てこない。
注射器を腕にさしたまま、腕をモミモミ。。。痛いし。
しまいには「やっぱり出ないので起きてください。」
最初から起こせよ。(←思い出すとイライラして言葉づかいが悪くなりますが、今回だけご容赦ください)
そして、なんとか採って、キャップをしめるときに、「あっ」
なんと血がベッドのシーツの上にダラダラ。
全部はこぼれなかったのですが、私のベッドは血みどろ。。。
そのままベッドも、シーツも取り替えてはもらえませんでした。
そして一向に良くならない私の腹痛。そのまま入院となりました。
また車いすで移動。
点滴は入院してる間ずっとしていました。
その夜は夜ごはんを食べて、すぐ寝ました。
ところが夜中に「う~、う~。」というような唸り声?で目が覚めました。
「ホラー?」と思い息をひそめていると部屋の戸があきました。
そこにはよたよた歩きのご老人が。。。声の主でした。
慌てて看護婦がきて「○○さん、だめよ~!」と言って連れて帰りました。
ボケてしまった老人が徘徊していたのです。これも退院する日まで続きました。
時々「う~!!」みたいな叫び声で目が覚めたり。。。とりあえず夜はあまり眠れませんでした。
次の日、動けない(医者からの禁止)ので看護師さんに職場への連絡をお願いしました。
看護師さん、快諾。
ところが、その日の昼前、「動いていいよ」ということになって、公衆電話で実家へ連絡すると職場から「なぜ来ないのか」という連絡がきたとのこと。
いやいやいや。。。
あわてて看護師さんを呼ぶと忘れてましたとのこと。

そのあと連絡してくれましたけどね。
そしてお昼頃、友達が見舞いにきてるとき、この入院生活一番の恐ろしい出来事が。。。
看護師二人組が私の枕元に注射器を持って来ました。
「注射の時間ですよ~」
消毒して、血管をさがしているときでしょうか。
「術後の経過どうですか~?」
「…手術なんてしてないですけど」

「え?」
看護師があわて始め、廊下から話し声が。。。そして決定的な一言が。。。
「それ隣の部屋の○○さんだよ!!」
私は何を注射されそうになったのでしょう?されてたらどうなっていたのでしょう??今ここにいたでしょうか???
そのまま看護師は戻ってきませんでした。
一部始終を見ていた友達(男)が、「…お前退院か転院した方がいいんじゃないか?」
そしてお昼ご飯を食べた後、腹痛がひどくなりました。
ご飯を食べてはいけないということになり、点滴に「飲食禁止」の札がかけられました。
あとからきた友達には「エサを与えないでください」と笑われましたが。。。
夕方、先生に「退院したいです」と言いましたが断られました。
ご飯も食べられないくらいの人を退院させるわけにはいかない、と。
仕方なく、入院生活は続きます。
彼氏に買ってもらったテレビカードでテレビを見るくらいしか、楽しみはありません。
しかも食事できないからまわりの食事中はイラッとします。水すら飲んではいけないとのことです。
彼に本を買ってきてもらって、読んでるうちにその日は寝ちゃいました。また夜中に唸り声で目を覚ますんですけどね。
次の日の朝、血圧をはかりに来た看護師が、何か用事があったのか「ちょっと待ってて」と血圧計を私の枕元に置いたまま一時間経っても帰ってきませんでした。
もう我慢の限界です。退院を懇願しました。というか脅しました。
「退院させてください。入院って高いんでしょ?これ以上いたらお金払えません、っていうか払いませんから!!」
そしてなんとか退院できることになりました。
準備しているとき、看護師さんが来たので、「私の病気はなんというもので、どうしてなったのでしょうか?」と訊きました。
看護師さんが席をはずし、先生に聞いてきたのかメモを持ってきました。
「あなたの病気は腹膜炎ですね。原因はわかりませんので外来でもう一度受診してください。」
-もういいです-
そして会計時。食事は入院中、前半だけだったのに全部の食事代が入っていて押し問答に。。。
それ以降私は病院嫌いです。
壮絶すぎて友達に「作り話じゃないの?」って言われることもあるけどすべてありのままの出来事です。
まだ「医療ミス」という言葉が有名になる前でしょうか。
忘れられない出来事です。トラウマです。子供を産むのも病院は嫌です。
もう怖いことばかり考えてしまって。。。
病院の名前は明かせないですが、今はどうなっているんでしょうね。
病院自体は今もあるようですから。。。