東京
地方から優秀な人たちが集まり綺麗な人たちも多い。大勢な人たちがいるこの街ではありえないほどの出会いがある。私はそう思っていた。
こんな街から関係なく声をかけれて緊張もしない。
そう思っていた…。
実際は違う。
圧倒された。
綺麗な人が多くて颯爽とさる女性が怖くて声すらかけれない。
地蔵。
俺はこの状況をどうにかしようと考えて考えて…
考え抜いた結果したことは
酒を飲むことだった。
コンビニで度数が四〇パーセント超えるウィスキーを買い飲んだ。
浴びるようにグイグイ。
この東京を忘れるかのように。
前回のブログから7日は経った。それ以上かもしらない。
あれから結果も出ずに毎日ナンパしてナンパして…。
それでもシカトされ罵倒され冷たい言葉を言われ、連絡先交換したらブロックされ…。
辛かった。
でも東京きて
後悔したくなくて。
続けた。
もしかして今日もその中の1日だったかもしれない。それがいやだった。
そんなことも。すべてを忘れるかのようにウィスキーを一気飲みしたのだ。
「うーい」
酔っ払いが誕生した。
何故東京に来ているのか?
あれ
もしかして俺…後悔…
「ハァハァ…」
だめだ。これ以上考えたら。
俺はもう一つウィスキーを買い飲んだ。
飲んで飲んで飲みまくった。
気づけば夜の23時になっていた。
「俺は何をしているんだろう」
そう思いながら彷徨い歩いていると一人の女性を見かける。
なんか
なんとなくだけど
ほんの微かに
俺と同じ匂いがした。
気づけば俺は千鳥足になりながら走っていた。その子に向かって。
シティ「あ、あのすみません…!」
同女「はい?」
シティ「同じ匂いがします…!俺と!」
最初の声かけはこれだった。
シティ「最近辛くて…。嫌なこと続きで。せっかく東京来たと言うのにいいことなくて。一人居酒屋で飲みまくってたんです。」
同女「うん」
シティ「そんな中あなたを見つけて。同じ匂いがしました。孤独で寂しくて。そんな感じがする。合っているでしょう?」
同女「酔いすぎですよw大丈夫ですか?」
シティ「どこ出身ですか?」
同女「秋田ですけど」
シティ「田舎…!圧倒的田舎…!そして俺と同じ東北仲間…!!!」
俺は完全に吹っ切れた。
シティ「飲みに行きましょう。俺と」
同女「……少しだけなら」
踊りたくなった。
ダンス。
ダンスをしたくなるくらい嬉しい!
シティ「行こう。話し合おう日本の未来を。俺たちの未来を…!」
手をつなぎ。そしてそのまま安い居酒屋に連れ出した。
彼女はどうやら本当に寂しそうだった。
付き合っている彼氏に浮気されてそれを突っ込んだら逆切れされて会ってくれなくなって
それでも彼氏を愛してる。
そんな切なく寂しい物語を聞かされた。
シティ「そろそろ行こうか」
俺たちは居酒屋を出て手をつなぎながらゆっくりと。そして力強く歩きだした。
途中彼女が言った。
「私をどこに連れて行く気?」
俺は言った。
「わかっているくせに」
そして歩くこと7分。
着いた。
俺の家の前。
「ここ俺の家だから」
こう言い俺の家に連れ出した。
彼女は何も言わずに俺の家について行った。
ベッドに彼女が座った瞬間押し倒す。
「ダメ!私には彼氏がいる。こういうことはしたくない」
「わかってる」
「あん…!ダメだって!」
「わかってる」
「ほんとやめて…?今日はやめて。今度するから」
次?
なにそれ
次はないだろ?
俺は東京でナンパをしてまた今度会おうとか次ならいいとか言葉をさんざん聞いた。そして次の日からは連絡がない。俺は知っている。
東京は刺激的すぎて更新が早い。
だからきっとあなたも明日には俺のことを忘れてしまうって。
「今日」
「え?」
「今日じゃなきゃダメなんだ。今日じゃなきゃ。」
「もう…。わかった。今日だけね?」
こうして俺たちはつながった。
次はない。「今」だけの快楽に。
そのまま眠りについたが朝、彼女はいなかった。
連絡先もしらない。もちろん名前も。
俺はその時焦った。
そして何故焦ったのか。そして即座に行動したことといえばーーーーーーー
自分でも反吐が出る。
財布の中の確認だった。
よかった。お金は無事だ…。
俺はクズだ。
今日。確かに俺は東京色に染まったのだと実感した。
俺にとっては特別な日でも。
都会人。東京人にとってはよくある日常なんだな…。
俺は一歩踏み出した。東京への一歩を。
