高校野球が終わった。

 

 みんなよく頑張ったと思う。

 

 金足農業のがんばりがメディアで取り上げられるなか、私が思うこと。

 

 私も野球強豪校で勤務したことがある。大阪桐蔭のように。

 

 野球強豪校の野球部には100人以上の野球部員がいる。それも、スポーツクラス

に所属している部員がほとんどだ。(スポーツに力を入れることを第一にカリキュラムが組まれている。)

 

 つまり、中学までは腕に覚えのある生徒ばかりが入ってくる。

 

 100人部員がいたら、ほぼ一度も公式戦でレギュラーになれない選手も出てくる。

 チームメイトは仲間であり、ライバルだ。

 仲間のケガを喜んでしまう自分、ケガをしてここにいる理由がわからなくなる自分。

 桐蔭の部員はあの場に立つまでに、多くの葛藤を抱えてきている。

 

 自分の学校が甲子園に出場したことは部員全員の喜びであるが、自分は決してグラウンド

に立つことがない。アルプスの野球部員はどんな気持ちであるか、経験した人にしかわからないと思う。

 

 投手が「もう投げられない」というまで続投させてもらえるなんて、桐蔭ではありえない。

だって、「チームが勝つことが目標」なのだから。

 (選手が投げられないと言うまで投げさせるのは、選手の健康を考えるとどうなんだろうと

 私は思う。ドラマじゃないので、決勝戦の次の日も、1年後も彼は野球をつづけるのだろうから。)

 

 高校野球は高校生のためのもののはずでは?と考えさせられた。

 少なくとも、大人が「青春ってすばらしい」というためのものではない。