初夏の気持ちのいい陽気。
「PLAN75」という映画を観ました。
倍賞千恵子さん主演ですね。
先に感想を述べておくと、
予想に反して?とてもいい映画でした。
この映画が封切りされたとき、
友達に「一緒に観に行こう」と
誘われたのですが、
内容を知っていたので、
とても観る気になれず
スルーした覚えがあります。
今回はたまたま、
テレビでやっていて、
イヤになったらすぐに消そうと思いながら、
結局最後まで観ていました。
節度ある映像。
主演の倍賞千恵子の佇まいが美しい。
年金ももらってないのかな?
78歳との設定ですが、
この時代に生きた人は、
年金義務じゃなかったから、
無年金の人も多い。
私だって、マジ少ない。
そういう時代だったのよ。
今とは違う世界みたい。
とにかく貧しい一人暮らしのなか、
仕事もやめさせられ、
住まいも追い出され、
仕事や住まいを探すなか、
断わられ、悩み、この「PLAN75」に応募する。
医療費がどんどん拡大していくなか、
削減するために、
作られた制度、という設定ですが、
義務ではなく、自由意志。
制度の担当者、世話をする外国人女性、
さまざまな角度から
「老人」問題を見ていく。
登場人物、みな悩みを抱きながらも、
淡々と仕事を
こなしていくのが気持ちいい。
応募した人は支度金として
10万円もらえたり、
カウンセラーがついたり、
死後どうするのか、
など行き届いた?配慮ながら、
強制ではないので、
応募する人、そんなに多くいるのかなと
思うくらい。
貧しさ、病気など、さまざまな理由から
「安楽死」を望む人は
一定数いるだろうと思いますが。
映画は、
「あなたはどう思いますか?」
「考えてみませんか?」
との問いかけているわけで、
結論があるわけではない。
住むところも、仕事も
持ち物もすべてなくした主人公、
ラスト、施設から出て
生きることを選ぶ。
今より若い時のほうが
死について考え、
老後(今だよ!)を想像すると
怖さ、恐れが強かった。
こんな本も前に読んだ。
実際、75歳になってみると、
楽しいじゃない?と思える。
これはいい意味の「想定外」
死ぬことを
観念的、哲学的?に
考えてもしょうがないなと思えるようになった。
結局、
皆死ぬんだしね、
年金少ないけど、
元気で(これが一番!)
淡々と暮らしていれば、
そんな暮らしのなかで、
小さな愉しみ見つけていけば
いいんじゃないと思える。
そう思うと、また一段と楽になった。
あとどのくらい生きるのかは
不明ですが、
好きなように暮らそう、生きようと
思った次第。
予想に反して、
映画に力をもらった。
倍賞さん、よかった。
貧しさになかで淡々と生きる。
ということで
最後までお付き合い
ありがとうございます。

