今年の有馬記念、キタサンブラックが有終の美を飾りましたね。
子どもたちも手を離れ、再び、競馬熱を上げてみようかと今年初めに思いましたが、
一度遠ざかったものには、なかなか、近づくことはできませんでした。
好きな馬と出会い、好きな馬を追いかけるのが、競馬の醍醐味かと思います。
僕が競馬に最初に夢中になったのは、
就職してすぐの年、
ビワハヤヒデが菊花賞を獲り、
有馬記念も制するかと思いきや、
長期休養明けのトウカイテイオーが有馬を制したあの年です。
その翌年、シンボリルドルフ以来の三冠馬となる、
前出のビワハヤヒデの弟、ナリタブライアンが僕が追いかけた最初の馬になります。
ナリタブライアンを追いかけて、
東京競馬場などに通いました。
独身時代は、かなり競馬に熱中し、
馬名や血統なども、スイスイ記憶することができました。
そこには、ダービースタリオンというゲームも大きく関与しています。
まだ、スーパーファミコンの時代です。
しかし結婚し、子どもが産まれると子育ての方にエネルギーを注ぐこととなり、
競馬から一旦遠ざかることとなります。
競馬界は入れ替わりが激しいです。
競走馬の現役年数は3~4年しかありませんからね。
再び、競馬熱が高まったのは、
僕のペーパーオーナー馬であった、ビワハイジの仔、
ブエナビスタが出てきた時です。
牝馬でありながら、牡馬と対等にレースするブエナビスタに惹かれ、
ブエナビスタを追っかけました。
その姿を見ていた娘が、
いつの間にかダイワスカーレットとウォッカのファンとなり、
ウォッカを追っかけて、
家族で東京競馬場などへ行くようになりました。
その後も、オルフェーヴルやジェンティルドンナなどに、注目はしていましたが、
息子が中学生となり、野球部に入部し、
日曜日は野球部の送迎と、所属する職能団体の研修会運営でほとんどつぶれるようになり、
再び、競馬から離れることとなりました。
そのまま、競馬から離れた生活を今も送っています。
競馬は、一旦離れると、また追いつくのが難しいと感じます。
知っている顔なじみがまったく居なくなっている、
浦島太郎の感覚に似ているかもしれません。
さて、キタサンブラックのレースをこの度初めて見まして、
おー、逃げている、逃げている、とびっくりして見ていました。
僕の中で、強い逃げ馬として、真っ先に思い出すのは、
ミホノブルボンですね。
同じように血統的には、そう光る血統ではない中から出てきた、
強い馬、キタサンブラック、
有終の美を飾り、テイエムオペラオーを抜き、
獲得賞金、第1位となりました。
外国人ジョッキーが大活躍する日本競馬界において、
きっちり有終の美をもたらした、
武豊も大したものだと思いました。
再び、競馬熱を上げるかどうか、と問われると、そこまで熱は上がらないような気がしますが、
競馬以外の趣味もずいぶん増えましたし。
でも、子どもが手を離れた今、
また自分らしい競馬の楽しみ方ができるのかもしれないな・・・
などと思った、今年の有馬記念でした。
そのためには、また好きな馬との出会いがなくては・・・
最後に、キタサンブラックと武豊の画像を載せて。
では!