我が家の思い出 2015年夏 | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

アタシはウケを狙ってブログを書いているのですが、
今まで、捏造はしたことはありません。
今回も、絶対に本当だと、お断りしておきます。


今日、アタシと旦那は、お寺と、墓掃除と、お義母さま宅へ行って帰ってきました。
お義母さまは普通にご機嫌さんで、ちょっとお金絡みの勘違い話もしていましたが、何ごともありませんでした。
あーよかった。
しめしめw
そんなこと?はもうどうでもいい。
今のアタシにとっては。
我が家にとって、10本の指に入る出来事があったんだから。



私達夫婦は、
まずお墓掃除をし、
お寺で施餓鬼供養(ちょっとお焼香するだけ)をし、
もう一度お墓に戻ってお寺で頂いた卒塔婆を墓に置き、
タクシーに乗って大きな駅ビルでランチをして、
お義母さま宅へ行く、
とゆープランを立てました。
まあ毎年ほぼ同じことをしています。


いつもと変わらぬ、お墓の周りの風景。
お義父さんが亡くなる数年前から、毎年の行事です。
もう10回はお墓掃除をしています。
毎年暑いです。



朝9時、墓地に人は、アタシ達夫婦と、離れた場所に、1人、2人、しかいませんでした。
私達は、まずは草むしりにとりかかりました。


軍手をはめた手で雑草を引きちぎりながら、
その時アタシは、
お寺へのお布施として五千円払わなければいけなかったことを思い出し、
のし袋?に入れるのを忘れ、
おまけに五千円札を電車賃としてくずしてしまい、
一万円札何枚かと、千円札3枚しか持っていないことに気づき、
旦那に相談しました。

なんせ田舎の墓地。
近くにお札をくずせるような商店はありません。
旦那はアタシの不手際にちょっとムッとしつつ、どうするか話し合いながら、
草むしりは終わりました。
結局だらしないけれど、お寺でお釣りをもらうか、と決まりました。

次はお墓の墓石を、クレンザーで磨きます。
旦那が墓石に、バケツから水を汲んで、ひしゃくで水をかけています。
アタシはクレンザーを絞り出し、旦那と共に、タワシでこすり始めました。

ちらと足元を見たとき、ヤケに玉砂利が綺麗だな、とは思いました。
草むしりが済んだばかりの玉砂利には、ちぎられた雑草が混じっていたりしますが、
なんだかピカピカの玉砂利だったんです。
が、
アタシは、水がかかると玉砂利って綺麗、と、なんにも考えていませんでした。

正面をこすり始めた時、アタシは旦那に話しかけました。
「なあ、線香立てと、ロウソク立てがあるよ。」
「あー、そうやな。○○ちゃん(お義父さんの妹)でもお参りに来て、置いていったんちゃうか?」
「ふうん。」
アタシ達は、炎天下の中、せっせと墓石をこすりました。
この作業、約20分。

アタシがもう一度正面をこすりに移動して、ふと墓石の名前、彫りこんだ名前を見ると…

藤本家之墓

えーーーーーーーーーーーっ!!!
ウチ、K家
なんですがーーーーーーーーっ!!!



となりの墓こすってました…。



ウチの墓には、線香立ても、ロウソク立ても置いていません。
去年もありませんでした。


旦那とア然としたのち、腹筋震えるほど笑いました。



藤本家之墓   は、クレンザー跡を、雑巾で丁寧に拭き上げさせていただきました。
うわーん、余計なことしてもたーっ!

隣のK家(つまりウチ)の墓は、イチから、墓石をクレンザーで磨きました。
クレンザー跡は拭き上げませんでした。
もうエエ。


せめてもの救いは、草むしりした場所は正解だったことです。
ちゃんとK家の墓石の周りを抜きました。
藤本家之墓   は、草むしりをしたあとだったようです。
か、除草剤などを使用していたのか、雑草が一本もない、綺麗な玉砂利でした。


アタシと旦那は、またもや責任のなすりつけあい、を、笑いながら、ずーっとしていました。

「オマエがお布施をちゃんと用意せんからやw
だから俺が動揺してもたんやw」
「アンタが最初に隣の墓に水かけてるからやんかw
なんも思わへんかってんw」
「フツー気づくやろw
お前が正面におったやないかw」
「アタシ嫁やもん、人んチの墓やもんw」



もうね、バカ夫婦に付ける薬はありません…w
早く気づけーっ!!!w



誰かーっ!
このブログを見て下さった誰かーっ!
隣の墓と間違った、って、聞いたことあります?
あたしゃ、聞いたことない。

藤本さん、イヤガラセとかじゃありません。
ごめんなさい。
(てか藤本さんは気づかないと思うけど。)


花供えなくてよかったわぁ。
間違ったまんま帰ってこなくてよかったわぁ。

まだ、たまに、思い出すと、
腹筋が震えますw
自分達のことですけど、
この夫婦、あり得ないwwww


我が家の忘れられない、良い?思い出ができましたw