かみさまはどんな人? | 奥歯にものは挟まずに

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認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

嫁(つまりアタシ)は、晩ご飯を作り終え、今日のぶんの家事を終わらせ、お義母さまに対する電話での様子伺いも終わり、あとは身支度をして仕事に行くだけである。

仕事に行く前は、最近、アタシは緊張している。
一体アタシは今日どんな失敗をしでかすのだ?



お義母さまに対しては、アタシは緊張しなくなった。
とゆーかむしろ、今はお義母さま宅へ行くのは、ある種の癒しになっている。
お義母さまのお話だけ聞いて、犬を散歩させて、ちょちょっとご飯を作り、喋りながら床を拭き、じゃあまた来るね、と帰る。
他は何も考えない。

自宅にいると、あそこが散らかっている、とか、みりんが切れそうだ、とか、いついつに何々をせねば、が多すぎる。
仕事もそうだ。
あれとこれを片付けなくては、と、いつも気が急く。
おまけにできるだけ高いの買うてちょーだい、や、こいつ金持ってんのかいな?と、イヤラシイ計算もしなければならぬ。
そして挙げ句の果てに会計を間違って落ち込む。

ところがお義母さま宅では、なんと穏やかな時間を過ごせることか。


お義母さま宅へ行くことで、晩御飯をサボるのは、家族みんなが納得してくれるし、お義母さまは喜んでくださるし、旦那はねぎらってくれる。
きゃっほーw
なんてお得w
別居ゆえの、お義母さま宅という天国w

お義母さまが、まだ自立している認知症だからこその、この穏やかさ。



かみさまー、(嫁は特定の神様は信じてはいないけど)
ほんとに、ほんとに、どうもありがとうございます。



お義母さまが、もっともっと大変な、手に負えない認知症になってしまったら、アタシは間違いなくかみさまを恨みます。
かみさま、アタシに恨まれたくなかったら、アタシに苦労をさせないでください。


かみさまだって、人から恨まれるより、感謝されたいんじゃないのかね?

よーわからんけどw
かみさまはきっと人じゃないけどw

そしてスピリチュアル的には、アタシのこんな考え方は何か違うらしい。
わかっちゃいるけど、アタシは俗世間の、ひねくれやすい、ムカつきやすい人間ですから。

かみさまがどんな人かはわからないが、あたしゃこんな人だよ。