横着→野獣となる(奴らの食事) | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

嫁(つまりアタシ)は、昼から働いている。
帰宅するのは早くてもPM9時過ぎ。
旦那のほうが帰りがずっと早いので、嫁は晩御飯を作ってから仕事に行く。
嫁が仕事から帰ると、旦那はまず寝ている。
夜中の2時に起きるんだもの、はよ寝なな。
息子は部活で帰宅時間はバラバラ。
今の生活スタイルでは、家族で食卓を囲む日は多くない。


あのね、奴ら(旦那と息子)は基本、横着もの。アタシ以上に。

見ていないけどね、何してるか、どんなふうに食事してるか、アタシは知ってる。

アタシが鶏の照り焼きを作っておいていく。
フライパンには鶏もも肉が二枚。
包丁で切る、なんてしないんだな、奴らは。
もも肉一枚を皿に取り、かぶりつく。
(お義母さまと違って、あんたたちは前歯があるから、そーゆー野獣のようなことが出来るんだわな。)

以前は、一人前を、お皿(デカいプレート。カフェ風。なんちゃってw)に盛り付けてあげてたけど。
嫁も横着ものなんで、それ、やめました。
自分で給仕しな。
毎日が給食当番でいいのさ。

出来あがった鶏の照り焼きを、一度切ってから、フライパンに戻しておかないと、
アタシのぶんがなくなっていることはよくある。


こないだは、
夜11時に帰ってきた息子が、中華鍋から直接野菜炒めを食べていた。
テーブルに中華鍋置いて。
ワイルドだわー。


今日はメインは茹で豚にした。
6センチ×20センチの棒状。

スライスしておこうか、やめようか、しばし考える。
塊のまんま、おいておこうかなーw
一本のまんま、かぶりついている姿を想像すると、ちょっと面白い。
(始め人間ギャートルズ、てマンガあったねぇ。マンモス輪切りにして喰ってた。
リアルだったらかなり恐ろしいねぇ、あの絵ヅラは。)

ホモサピエンスとしての尊厳は守らせてやるか。
しょーがない、スライスして圧力鍋に戻しておいた。
タレ(刻みネギとお酢と醤油とトウチ入りラー油を混ぜたもの)と、付け合わせの茹でた青梗菜とエノキタケも、近くに置いておく。
タレかけなさい、ってお手紙書いておかないと、奴らは醤油をかけてしまうだろう。

あああ、めんどくさい!w

君たちが現代人として正しい?食事の摂り方をしているかどうかなんて、アタシは責任を持たないぞ。
(その場にアタシがいれば、やってあげる、やってしまうけどさ。)


奴らはいい大人だもんな、認知症でもないし、前歯もあるし、放っておこう。
好きこのんで、横着するがいい。



追伸
嫁が帰宅したら、またルームシューズがイスに刺さっていました。