先日、娘の戴帽式が無事終了しました。
幼児は入場できないため、残念ながら栞はパパとお留守番で、
ババとふたりで行ってきました
ちょうどいいタイミングで会場に着いたのか、待合室をスルー
して直接会場に行けたので一番前に座ることができました。
いよいよ式がはじまりました。
真っ暗な会場にナイチンゲール像のキャンドルの光
だけが灯ると、幻想的で厳粛な雰囲気に圧倒されました。
ひとりひとり名前を呼ばれ、先生からナースキャップを戴き、
ナイチンゲール像のキャンドルから手にしたキャンドルに
火を灯すと、ひとつ、またひとつとキャンドルの数が
増えていき、真っ暗だったステージがだんだん明るく
なっていきました。
全員がナースキャップを頭に載せ、キャンドルを手にして並び、
戴帽生みんなでナイチンゲール誓詞を唱和します。
われは ここに集いたる人々の前に 厳かに神に誓わん
わが生涯を清く過ごし わが任務（つとめ）を忠実に尽さんことを
われは すべて毒あるもの 害あるものをたち
悪しき薬を用いることなく また 知りつつこれをすすめざるべし
われは わが力の限り わが任務の標準（しるし）を
高くせんことを務むべし
わが任務にありて 取り扱える人々の私事のすべて
わが知り得たる 一家の内事のすべて
われは人にもらさざるべし
われは 心より医師を助け わが手に託されたる人々の
幸のために 身を 捧げん
・・・とっても感動しました。
たぶん、娘が看護師を目指さなければ、
決して立ち会うことのできない式だったと思います。
この儀式で、娘も看護師を志す気持ちを新たにし、
人の生命にかかわる職に就く責任の重さを感じた事と思います。
戴帽式が終わるといよいよ実習がはじまります。
これから先想像もつかない程のたくさんの思いを
経験していくことと思いますが、くじけず、あきらめず
自分の信じた道をすすんでいって欲しいと願っています。