宇宙で、医学研究に使われる線虫を宇宙で11日間飼育する実験が行われた。
実験内容は、神経系統や内分泌系統の信号伝達に関わる7つの遺伝子の働きが低下した状態で、飼育を続けるというもの。
その結果、老化が遅くなって寿命が延びた可能性があることが分かった。
東京都健康長寿医療センター研究所や宇宙航空研究開発機構、東北大、鳥取大などの研究チームが6日まで英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表している。
この実験結果を踏まえて、地上の線虫で7遺伝子の働きをそれぞれ抑える実験をしたところ、通常の線虫に比べて最長で2倍長生きした。
その影響を分析すると、餌の量を制限した場合と同様の効果や、たんぱく質の構造を安定化させる効果などがあったと推定された。
ヒトでも同様の機能を持っていたり、DNA塩基配列が似ていたりする遺伝子があるとのこと。
逆を言えば、この7つの遺伝子が老化を進めるってことなのかな

なぜ、そんな役割を持った遺伝子があるのだろう

人の遺伝子に無駄なものは無い。
たとえ、ひとつでもおかしくなれば我々が生きていくうえで大きな弊害になる。
そう考えると、この7つの遺伝子には、老化を進めてでも重要な役割があるような気がする

それにしても、遺伝子をいじくってまで、老化を防ぐのはいかがなものかと思う

人の欲望は尽きないということか。。。