推奴 全24話
全話視聴終了しました!
あらすじ
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裕福な両班 <ヤンバン:貴族階級> の家に生まれたテギル(チャン・ヒョク)は使用人で奴婢 <ヌヒ:奴隷> のオンニョン(イ・ダヘ)と密かに愛を育んでいた。しかし、奴婢の身分に苦しむオンニョンの兄が屋敷に火を放ち、オンニョンを連れて逃亡する。それから8年が経ち、テギルはオンニョンを捜すうちに奴婢を追う推奴〈チュノ〉になっていた。一方、かつて朝鮮最高の武将と言われたテハ(オ・ジホ)は部下の裏切りにより奴婢に。ある日、丙子胡乱の際に清国に人質として捕えられ苦労を共にした昭顕世子(第1王子)から届いた手紙を見たテハは、昭顕世子の息子ソッキョンを朝廷の陰謀から守るために逃亡奴婢となることを決意。テハはテギルに追われることになるが、同じく逃亡中のテギルの初恋の相手オンニョンはヘウォンと名を変え、テハと行動を共にすることになる・・・。
(BS日テレサイト様より抜粋)
母親の勧めで見始めたのですが、
なんとも素敵で心にくる作品でした。
かっこよく、面白い所は面白く
無駄なシーンがなくテンポのよい
時代劇を見慣れてない私でも
見やすいお話です!
チャン・ヒョクさんの作品を
しっかりと見たのは
推奴を見る前に見た
運命のように君を愛してる でした。
運命のように君を愛してるについても
別の記事で感想書きたいと思います
まず時代設定が
富裕層の両班とその両班に買われる
奴隷の奴婢という人々がいる
今の私たちが生きている時代とは
少し違う設定です。
主人公のイ・テギルは
奴婢が主人である両班から逃げ出したのを
捕まえて主人の元に帰しお金をもらう
推奴という仕事をしています。
テギルはそれを1人で行っているのではなく
仲間が2人います。
真面目で優しく男らしい チェ将軍
お調子者で女好きな ワンソン
テギルとチェ将軍とワンソンの3人で
推奴の仕事をして暮らしています。
この3人が皆それぞれ違う性格なのが
とても良いバランスで
この3人のシーンはどれも好きです。
兄弟のようであり、
見方によってはテギルとチェ将軍が親で
ワンソンが子供のようにも見えます(笑)
この3人がとてもとても大好きです
※以下、ネタバレあり
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私がこの作品の中で
とてもお気に入りだったキャラクターは
テギル一味に救われて
共に行動することになった
ソルファです。
ソルファは
サダン という旅芸人のような
集まりの中の一人でした。
そこから逃げ出したのを
匿ってくれたのが出会いです。
ソルファはテギルのことが
好きになります。
でもテギルには想い人がいることを
ソルファは知っています。
それでもソルファはテギルのことが
大切で大好きなんです。
10代前半の頃から
自身の体を売って生きてきた
ソルファにとって
男とは体を求めてくるだけの
生き物という認識だったのですが、
ずっと1人の人を思い続け
その人のために涙を流せるテギルの
純粋で真っ直ぐなところに
惹かれたんです。
どれだけ冷たく接されようと
自分に好意をもってくれてないとしても
それでも諦めずにテギルのために
服を縫ったり
テギルの想い人のオンニョンのように
お淑やかで頭のいい女を目指して
振る舞いを真似てみたり
そんな健気な姿がたまらなく
愛しい女の子です。
テギルがどれだけオンニョンのことを
大切に思っているか、
どれだけ深く尊い愛情を持っているのか
もちろん知っています。
それでも私はテギルとソルファの関係を
最後まで応援し続けていました。
8話で、脱走したサダンの女座長に
見つかり連れ戻されたソルファのところに
やってきて助けてくれるテギル。
私は全てのシーンを通してこのシーンが
なによりも大好きです。
ずるくないですか??
一度は見放されたと思い、
諦めたソルファの元にきて
来い。だなんて言うんですよ?
好きにならないわけない。
かっこよすぎます、テギル。
ずるい。今更来るなんて。
そう言ってテギルに抱きついて
押し倒してしまうソルファ。
ああ、この時間が永遠に続けばいいのに。
そう思わずにはいられなかった。
最終話でテギルは
愛しているオンニョンの
幸せのために自分が敵と戦い
亡くなってしまうのですが
亡くなる直前、
最期を迎えるギリギリ、
側にソルファが来るのです。
大号泣ですわ、私。
意識が朦朧とする中
そこにソルファがいることをきちんと
理解しているテギル。
一緒にワンソン達のもとに
帰ろうというソルファ。
涙を流しながら、テギルのために
名前の刺繍までした服を見せます。
そんなソルファに手を伸ばしますが
目が見えづらくなっているのか
ソルファに触ることが出来ないテギル。
空中をさ迷うテギルの手をとり
自分の顔へ持っていくソルファ。
この一連の流れがもう愛しすぎて
心が張り裂けそうでした。
自分は愚か者だから
ソルファの気持ちを理解してやれなくて
ごめん。というテギルのその言葉が、
彼の誠実さと優しさと純粋さを
なによりも感じさせてくれました。
テギルにとって愛しくて
大切で大好きなのは多分
オンニョンだけです。
それでもソルファは確かにテギルを
愛していました。
それだけはけして嘘ではなく
誰にも否定出来ないことです。
多分テギルにとっても
ソルファは大事な人間の
一人になっていたと思います。
最後の最後、
テギルの側に誰かがいてくれたこと
それがソルファであったこと。
これが何よりも私にとって
心にきました。
好きな人を目の前で亡くす痛みは
計り知れないと思います。
それでもテギルの死を知らずにいることの方が
ソルファにとってはきっと
何よりも辛いことだと思う。
だからこそあのシーンは
嬉しさと切なさと辛さが
ごちゃ混ぜになった感情になったのです。
結ばれなかった2人だけど
私にとってはテギルとソルファは
永遠です。
テギルとソルファの話しかしてないですが
また別の機会にもっと
他の人達も詳しく書けたらなと思います。
ではでは





