人様の家を数軒訪問して、最初からトイレ行きたい指数は5くらいあったんだけど、9になった。
あがりこんでトイレ貸してくださいと言わねば、私は社会的に終わってしまう。
でもこのあと、すんなりいけば近くの公園のトイレに行って間に合うはず。
意識するな、汗にしてしまえ、段々と水位が上がって、目玉の半分まで黄色い液位が来ていた。
今口をあければシッコが出てしまう。耳と鼻からはジワジワ垂れてる。
もう人様の家に行くことなどどうでも良い。
最善の方法は直線的に公園のトイレに行くことだ。植込みの花を踏み、障害物をなぎ倒しながら。
母子が遊んでいたが、私はトイレに入る前からファスナーを下ろして放出の準備をしていた。
目からも垂れ流している状態だった。
一個しかない便器に向かって放水を開始した。
だけど先客の子どもがしていた。
私は、この子にかけてはいけない、と思い、横に並んで一緒に斜めに放水させてもらった。ちょっと跳ね返りが子供にかかったかもしれないが、水圧は調整できない。子供よ、そのくらいはすぐに乾くから。
そこに子供の保護者が、何か叫んで入ってきた。
私はまだ、社会人として未来があるんだ。ここでは終われないのだ。