コモン君がデンドロカカリヤになった話

で、始まる「デンドロカカリヤ」

 
 
のっけから、読者を異化の世界に強制連行します。
デンドロカカリヤは、読んでみるとサボテンのような植物らしいです。

 
私の考えでは、コモン君とは=common sense、日常性のことを表したのかと。
日常性からいきなりデンドロカカリヤという訳のわからない非日常性の世界へと放り投げられる人生を表現したものかと。。

 
信じている日常性に、人生は悲しくも裏切られていきます。肉親の死や、職や名誉や健康を明日失うことなど、予期できるものでも、避けられるものでもありません。
人は、デンドロカカリヤになる覚悟をすべきなんです。