激励の言葉をかけられると、自然とやる気が出てくるものです。

もちろん、その激励がプレッシャーになり過ぎてはいけませんが、

言われて嬉しい激励の言葉というのもたくさんあります。

では、人を嬉しい気分にさせてくれるような激励の言葉には、

どのようなものがあるのでしょうか。

そこで今回は激励の言葉をご紹介します。










『あなたならできる』


人は誰も、他の人から信じてもらえると嬉しくなるものです。

そして自分を信じて何かを任せてもらえた、

ということを有り難く感じ、

その期待に添えるように頑張ろうとするものです。

そのため、「あなたならできる」という

激励の言葉をかけられると、とても嬉しい気分になれます。

「あなたならできる」と信じてもらえることは、

「1人前の人として扱われた」ということです。

それは、「自分が、他の人からリスペクトされるようになった」とも言えます。

そのことが更なる自信に繋がり、

自分を信じてくれた人に報いようとする、

前向きな努力に繋がるのです。

「あなたならできる」という言葉は特に、

目上の人から言われれば言われるほど嬉しいものです。











『いつも頑張っているね』


ひと昔前、激励の言葉の代表格と言ったら、「頑張って」でした。

しかしこの「頑張って」は、

言われた側のプレッシャーにしかならないことも多く、

場合によっては、言われた相手を

傷つけてしまう言葉になってしまいました。

そこで、「頑張って」ではなく、

「いつも頑張っているね」と言い方を変えてみると、

あたたかい激励の言葉に変身するのです。

「いつも頑張っているね」という言葉は、

自分が今現在やっている努力を認めてくれた

という喜びに繋がります。

そして、自分の努力を、自分の知らないどこかから、

きちんと見ていてくれたということが伝わってきて、

言われた人はとても感動するのです。

「頑張って」という言い方だと「もっと頑張ってくれ」

という叱咤のニュアンスにもなりますが、

「いつも頑張っているね」という言葉は、

「あなたの努力をいつも見守っているよ」

というニュアンスとして伝わるのです。

言われた側の安心感に繋がるひと言です。









『無理はしないで』


「無理はしないで」という言葉は、

特に、女性から男性に言うと、心に響くようです。

もちろん、その逆でも同性同士でも良いでしょう。

今現在頑張っている人というのは、

目の前のことにストイックに集中している状態です。

それに対して、外野の人間から何だかんだと口を挟まれるのは、

正直、大きなストレスになります。

なので、具体的なことには一切触れず、

しかし「自分はいつもあなたのことを気にかけている」ということを、

「無理はしないでね」という言葉に集約して伝えてみましょう。

余分な言葉がなくとも、気持ちは十分に伝わります。

人は、頑張っている時・つらい時に、

自分を気にかけてくれた人を忘れないものです。

自分がストイックに何かに取り組んでいる時に、

「無理はしないでね」と優しくひと言だけ声をかけられれば、

内心とても嬉しくなります。











『一緒に頑張ろう』


何か同じ作業を一緒に行っている人に対しては、

「一緒に頑張ろう」と声をかけるのも激励になります。

「頑張ろう」ではなく、「一緒に」という言葉がポイントです。

「一緒に」という言葉をきちんと伝えることにより、

言われた相手は「自分は1人でつらい思いをしているわけではない」

という安心感に繋がります。

いざという時は仲間がいる、という安心感がやる気に繋がっていくのです。

そして、その人のやる気だけでなく、

言った側・言われた側の良い仲間意識も芽生え、

より良い関係を築くこともできます。












『うまくいくことを願っています』


努力をしている人に対して、

「今現在取り組んでいること」に

直接触れるような表現で励ますのはタブーです。

あくまで頑張っているのは「自分」ではなく「相手」であり、

自分は相手にとっては部外者です。

しかし、部外者なら部外者なりの

良い励まし方があるというのも事実です。

そのための激励の言葉が

「うまくいくことを願っています」です。

「自分は部外者で何もできないけれど、

せめてあなたの成功を陰ながら応援させてください」

という意味がこもったこの言葉は、

相手の心にあたたかく響くことでしょう。

「相手のテリトリーに土足で踏み込まない距離感」をわきまえた、

素敵な激励の言葉です。

特に、目上の人に対しては、

相手と同じ目線で「頑張ってください」「応援しています」

などというのは失礼に当たるので、

「うまくいくことを願っています」と言い方を変えてみると、

伝わり方が全然違ってきます。








激励の言葉は、相手にプレッシャーをかけることなく、

「相手の成功を願っている」ということを伝えることが大切です。

言われた側の目線で言葉を考え、

相手をリスペクトしながら自分の思いを伝えると、

相手の心にはあたたかく響いてくるものです。

そんな激励の言葉であれば、きっと相手も喜ぶことでしょう。





















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