日本を代表する家電メーカーが

軒並み業績悪化に陥った結果、

大規模なリストラが行われています。

その中にはずいぶん理不尽な話も

漏れ聞こえてきます。

執拗な退職勧告をはじめ、

本人のやる気をそぐような

劣悪な仕事や待遇、職場環境を

わざと押しつけるなど、耳を疑う行為が

繰り返し行われているのが現実の姿です。



企業活動とは基本的に

利益を追い求めるものですが、

その限度はどこにあるのでしょうか。

利益追求の結果、

度を過ぎた目標設定や

過度の期待につながり、

それが上述したような

非人道的な行為に

結びついているとしたら、

それはかなり深刻な状況です。

それはもはや合理的な競争主義、

実力主義ではなく、昨今の日本の

教育現場で問題視されている体罰と

根は同じところに

あるのではないでしょうか。



ビジネスだから利益を

最大化するのが当然、

名門校だから優勝を目指すのが当然、

膨大な仕事量、練習量を

こなしてこそ一流になれるなど、

これらのメッセージには強制力があり、

一人の個人がそのプレッシャーを

はねのけるのが容易なこと

ではないことは明白です。



だからこそ、その世界で

ドロップアウトしそうになると、

指導者もしくは

管理職という立場にある人は、

その対象者に対して精神がたるんでいる、

もっと練習をしろ、

そして場合によっては部活を辞めろ、

もう会社に来なくていいと

毎日罵声を浴びせるのです。



ようするに高い目標設定と期待があれば、

あとは教育的指導という名のもとに、

一方的に相手に

プレッシャーをかけることが

正当化される世界が

繰り広げられているということでしょう。

残念なことは、こうした環境下にいる指導者の多くが、

一辺倒な指導法しか知らず、

その多くが言葉の暴力や体罰に

頼っているという現実があることです。




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