観たい映画がなさ過ぎて困る⋯
どんな映画も何らかの制作意図や楽しさがあるだろうから、作品を観ずに否定はしないが、直感的に映画館で観たいと思う映画がない。
映画が安くなる会員デーやらファーストデーの上映を調べるも⋯
〜上映作品〜
種類は多いが、映画館で観たいとは⋯
『レンタルファミリー』は、日米合作ゆえに中途半端感が漂う。
アニメ映画や邦画が多い印象。
『ほどなく〜』は、映画『おくりびと』の焼き直し映画?
『国宝』や『鬼滅』はロングラン
『おさるのベン』は、ジョージではなく、トラビス事件やブルーノ事件がよぎるホラー映画。
『クライム』が観たいけど吹替版だし⋯

ハサウェイ繋がりで『逆襲のシャア』でもやればいいのに。
『ドラえもん』でも観に行くか!

〜ブゴニア〜
『クライム101』か『ブゴニア』が観たいと思っていた。
特に、良く調べもせずに毛嫌いしていた『ブゴニア』は、話の取っ掛かりが面白く、ついラストのネタバレまで軽く知ってしまったが、それでも結末に至る過程も面白そうだったので観たいと思った。
昨日の夜、妻の帰りが遅くなるとのことで子供達と外食することになり、そのついでに映画(レイトショー)でも観ようと誘った。
自由に選ばせて『スライム』や『チェーンソー』、『鬼滅』が観たいと言われたら困るので、事前に調べた『ブゴニア』で誘った。
得体のしれない映画だったので、YouTubeで予告を見せたり、あらすじ等を説明して何とか説得に成功して了承を得た⋯
ちなみに子供達は『おさるのベン』に興味を持っていたが、予告動画を見てB級ホラーっぽいということで諦めていた⋯
ちなみに『ブゴニア』は、エイリアンを全面に出して興味を持たせたのだか⋯
〜いざ参る〜
ちょっと取っ付きにくいポスター
〜あらすじ〜
韓国映画『地球を守れ!』が原作。
陰謀論に心酔した二人組の男が、CEOのミシェル(エマ・ストーン)を宇宙人と信じ、彼女を誘拐・監禁する物語。
ヨルゴス・ランティモス監督
エマ・ストーン主演
〜感想〜
ストーリー(背景)や設定、風刺や意図が非常に奥深く、私にとっては期待どおりの良い作品だった。
理解や確認のためにもう一度観たい。
あらすじだけを聞くと、限りなくB級映画感が漂い、また映画の中盤までは失敗したかも!?と思ってしまうほど、表面的な見た目のインパクト以上に小難しい作品。
理解すれば、根底に流れるテーマは何一つブレておらず、タイトル『ブゴニア』からラストのエンドロールの曲(歌詞)や効果音に至るまで意味があり、考え抜かれた玄人好みの作品で、色々なことが上手くまとめられたシュールでメッセージ性の強い映画。
反面、表面的に見れば、テンポや見せ方、配曲等の作り方が古いと言うか、時折、間延び感もあってイライラすることもあり、もう少し今風にアレンジした方が取っ付きやすいとも感じたが、まぁそこは監督の個性だから仕方がない⋯
★★★★★★★☆☆☆ ★7
前知識なしで観ると、初見で意図や本質を理解する(見抜く)ことは難しい。
だからこそ2回目以降は違った視点で見れるし、発見や気付きもある『シックス・センス』的な映画でもある。
タイトルの意味や登場人物の言動や真意については、YouTube等で分かりやすく解説した動画かあるので見た方が良い⋯
以下、ネタバレあり。
結末を知らなければ、そう来るか⋯となるし、仮に結末を予測出来たり、分かっていたとしても、この映画は成立する。
肝となる『エイリアン説』については、主人公となるテディのひたすらぶっ飛んだ言動とエイリアン説の疑いをかけられた女社長の現実(人間)的な言動の噛み合わないすれ違い(格差)をひたすら見せられる状況だから、後半までは少し退屈ではある。
『エマ・ストーン』の終始観る者を揺さぶり、騙すかのような巧みな演技とインパクトのある坊主姿に目を奪われる。
さらに主人公テディの怪演が光る『ジェシー・プレモンス』
ジェシーは、映画シビルウォーで恐怖感を煽るインパクトのあるキャラを演じた実力俳優。
映画『スパイダーマン』のメリー・ジェーンを演じたキルスティン・ダンストの旦那である。
マット・デイモンのそっくりさんとも言われている。
今作は、主にこの二大俳優で引っ張る内容だが、脇役のインパクトが薄い。
保安官の登場で一応の緊張感は出るが、言うほどハラハラ、ドキドキする展開にはならない。
女社長という大物を誘拐してニュースにもなり、社会的反響の大きな事件なのに、FBIや刑事が訪ねてきたり、血まみれの姿で病院に行っても、声をかけられたり、検問で引っかかるようなこともない。
つまり、誘拐犯として捕まるか否かに重きを置いた映画ではないことが分かる。

主人公の相棒となる自閉症?のドンの立ち位置(役割)がイマイチ判然とせず、主人公のテディ1人でもこの映画はこなせた(成立した)感はある。
ただ、ドンはテディに洗脳されていたが、この映画内では唯一の善人。
女社長からも認められ、人類の希望となり得たが、残念ながら自滅⋯
まぁ、そこで人類に先はないと見切られたのかも。
終盤に登場するエイリアン(アンドロメダ星人)と思われる組織のデザインが、人間的すぎると言うか、古臭いと言うか、未来感がなさ過ぎて冷める。
まぁ、この映画の言いたいことの本質は、表面的なそこではないから、映画としては成立しているが⋯
だから、考察や深読みが好きな真意の分かる玄人好みの映画であり、派手な展開や刺激を求める人には物足りないしつまらないと思う。
〜3月は⋯〜
3月は、子供達の春休みも終わり、学生寮に戻るので、最後に
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
でも一緒に観に行くか、一人で
『人狼』4Kアップコンバート版