昨日のブログに登場した金子みすゞ。
初めて知ったのは阪神大震災後の神戸市消防局の広報誌「雪」の連載でした。
とても平坦な文章で素敵な奥深い詩を書く人だなと思いながら読んでいた記憶が有ります。
有名なのは
「いわしのとむらい」を詠った「大漁」や
「見えぬけれどもあるんだよ」と詠った「星とたんぽぽ」でしょうか。
他にも
「みんなちがって、みんないい」と詠った表題作「わたしと小鳥とすずと」が有りますが、
文字をそのまま追って個性の賛美と捉える解釈が多くて、どうも僕と合わない。
この詩は生命のみならぬ存在の平等性を詠った詩ではないかと思うのです。