光は、
外から来るものだと思っていた。
誰かの言葉や
誰かの優しさや
何か特別な出来事の中にあるものだと。
ずっと、そう思っていた。
でも——
あるとき、ふと気づいた。
何もないのに、胸の奥がゆるんだ。
何も変わっていないのに、
なぜか、やわらいだ瞬間。
そのとき、
——ああ、と思った。
遠くにあると思っていたものは、
どこにもなかった。
ずっと、ここにあった。
わたしの中に、
静かに通っていた光。
それは
与えられるものじゃなかった。
はじめから、あった。
ただ——
気づいていなかっただけ。
光は
外に探しにいくものじゃない。
わたしの中で
静かに巡っているもの。
それを思い出す道。
それが
「光の通り道」。