みなさん、こんにちは。

 

前回までは東京・杉並区にある大宮八幡宮について書きましたが、今回はそこから直線距離で3kmほどのところにある阿佐ヶ谷神明宮についてです。

 

うん?と思われた方もいるかも知れませんね。そう、本ブログ記事のタイトルには“阿佐谷”と“ヶ”が入っていません。それは境内にあった由緒書に書きに従ったからです。

 

まあ、そういうことはあまり気にせず、話を進めましょう。

 

実はここに立ち寄ったのは前回の大宮八幡宮からほど近いというだけの理由ではありません。

ここはひと頃5ch(旧2ch)で話題になった話の舞台だったからです。

下のYouTubeをご覧頂ければわかるかと思いますが、

 

2000年代に登場した都市伝説「きさらぎ駅」や「犬鳴村」や「コトリバコ」に比べればマイナーだけど、知る人ぞ知る興味深い話だよ。

(以上引用終わり)

(同YouTubeの冒頭画面を貼り付け)

 

とても不思議で、興味深い話なのです。

もしタイムマシンやタイムトラベル、タイムリープなどに興味があるのならばぜひご覧になってみてください。

 

ということで、早速参拝の話に戻りましょう。

 

さすがは高円寺や荻窪の近くだけあって、ごちゃごちゃと人家がひしめく、やや昭和を感じさせる雑然とした街並み。それだけでもタイムリープですね(笑)。

そんな住宅街の都心にあるのに駐車場もあって、ありがたい限りです。

 

で、駐車場から大鳥居の方に行き、参道を進むと右手に立派な神楽殿。

神楽殿のある神社は、まま見かけますが、この都会の住宅ひしめくところにある境内でこれだけ立派な神楽殿に出会うとは思ってもいませんでした。

 

さらに驚いたのは神楽殿から見て参道の反対側、つまり左手に天神社があるのですがその佇まいがびっくり!

天神社

 

鳥居ではなく、なんと五角形の入口(というか鳥居だそうです)。

ちょっと調べてみましたが、どうやら“合格鳥居”とのこと。

上の写真の右下の木札に“合格鳥居”と書かれていたようです。見逃していました。

合格・・・ゴウカク・・・ゴーカク・・・ゴカク・・・五角形!

ということのようですね。こんなの初めてです。

 

さらに参道を進むと神門の左に猿田彦神社があります。

猿田彦神社

 

神門

 

さらに驚いたのが、神門を入ってすぐに左斜めの道となり、その先に拝殿があったことです。普通、神門から真っ直ぐ正面に拝殿があったりするものですが、いきなり参道が斜めなのです。

で、斜めの道に直角に拝殿があるならまだしも、拝殿は神門とややずれて平行。つまり拝殿に向かって参道が斜めなんです。

拝殿に対して斜めの参道

 

ということで地図で配置を調べてみました。

(Google Mapを加工)

 

わかりづらいかとは思いますが、黄色の線が表参道です。

この地図でわかったのですが、夫婦けやきや猿田彦神社を迂回して参道があるんですね。

しかし更に分かったことがあります。

表参道にある大鳥居と神門は平行ですが、それらと拝殿は平行ではないんです。

 

方位とかは重要と思うのですが、これほどちぐはぐな配置はどうしてなんでしょう?

不思議です。

 

さらに変なのが、大鳥居のところに狛犬がなかったのです!びっくり。

なんと狛犬があるのは、あまり目立たない西大鳥居のところでした。

西大鳥居と狛犬(柱の右脇に陰になっています。吽形)

 

阿形の狛犬

 

いろいろと不思議があって御祭神のことを忘れていました(笑)。

ここもかなり驚きました。

なんと!立派な本殿が拝殿から続く白い玉石の敷地の奥に3社も鎮座。

こういう立派な本殿の配置は熊野本宮大社などかなりの社格の神社でしか見たことがない気がします。

 

詳しい説明が以下のブログに載っていたので拝借いたします。

 

左に「須佐之男命(すさのおのみこと)」右に「月読命(つきよみのみこと)」の三貴人をお祀りしています。このような三貴人が祀られた神社はとても珍しいといわれています。
また本殿にある鳥居は、式年遷宮の行われた伊勢神宮の別宮「瀧原宮」にあったものが納められました。その位由緒ある神社なんですよ。

(以上引用終わり)

 

さらにさらに驚くべきは“元宮”がしれっと神門入って右手にあることです。

伊弉冉命、伊弉諾命、日本武尊の三神を祀っている元宮

 

これではまるで摂社・末社扱い。私が知らないだけで、それもOKなんでしょうね。

 

とにかく不思議満載の神社でした。

こんな神社の境内だからこそ冒頭のタイムリープの話が似つかわしいのかも知れませんね。全部がちょっとずつ配置がずれているのが、いかにもタイムラインのずれを表しているようです。

と無理くり締めにしました(笑)。ではまた。