私は時々バーに行く。
そして大体冒頭のような注文の仕方をする。
ウイスキーにこだわりがあるのか?というと
そうでもない。
あのスコッチの香りが好きで頼むのだが
いつも具体的な銘柄までは指定しない。
「ロック」という飲み方にしてもそうだ。
ストレートで飲むと強く感じるが
水割りで飲むと弱く感じる。
ロックがなんとなくちょうどいいのだ。
ちょうどいい。
つまりはバランスの取れた状態。
調和された状態。中庸とも言える。
これは人生においても必要な
要素であると私は感じている。
と、同時にビジネスにおいても
私は常にバランスを取ることを意識してきた。
で、それは正解だった。
物事が上手くいかない人間は総じて
バランス感覚が悪い。
一時的に成功したとしても2、3年後には
姿を消している場合が大半である。
話が変わるがさっきから隣の客が煩わしい。
正確には男女の二人組みだが
静寂なバーの空間が笑い声に支配されている。
日常では何の気にも留めないが
この場だからこそ、それが
いつにも増して耳に障ってしまう
彼らはまさに「バランスの悪い」典型だ。
こうして他の客が気分を害しているのに
気づいている気配すら見せない。
物事には「場面」や「タイミング」というものが存在する。
それを誤った時、空間の調和が一気に崩れ去るのだ。
俗にいう「KY」というやつだ。
起業家志向の人間は空気が読めないことや
一般的な概念とは外れた行動を取ることを
さも誇らしげに語ったりするが
それも下手すると「ただのずれた人間」になる。
物事はいつだって紙一重だ。
『自分は他とは違う』
こう思いたい気持ちもよくわかるが
行き当たりばったりな行動をしてはいけない。
本当の特別を目指すのなら
「思考」しなければならない。
盲目的に行動してはいけない。
考えるのだ。
自分は何をするべきか?
なぜそれをするべきか?
自分は何を目指すのか?
これらの質問に対してあなたは
『自分の言葉』で答えることが出来るだろうか?
答えを他人からもらってはいけない。
この「考えること」は成功者にとって
必須のスキルと言えるだろう。
スキルというからには身につけることができる。
毎日自分なりの考えを持ち
自分なりの言葉で表現することを心掛けてみよう。
これを習慣化することが出来れば
あなたのことを見る周りの目も次第に変わってくる。
そうすれば自分なりの
調和の取り方も身に付くだろう。
あなたの成功を祈る。
では。
ヒサシ
追伸
煩い二人組みを隣にして
私の調和が今まさに乱れようとしている。
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