介護職二日目の出来事。

車椅子の利用者さんから直接、トイレの介助を頼まれてしまった。

もちろん利用者さんによってトイレの介助も対応が変わってくるのだけど、まだその利用者さんの対応どころか名前すらあやふや。

と言うより、未経験者の私は、トイレの介助などただの一度もやったことがないし、まだ見たことすらなかった。

ところが他のスタッフは、調理だったりレクリエーションだったりで手が空いていない。

正直、冷や汗がかなり噴き出しました。



利用者さんに確認しつつ、とにかく車椅子を運びます。

トイレのある廊下にはいるには段差を越えなければならなく、そこには段差を小さくするように板が置いてあります。

実はこの板、車椅子が通る場合にはどかさなければならなかったのですが、何も分からない私はそのまま段差を上ろうとしてしまいます。

悪戦苦闘。車椅子を段差にあげられない。

利用者さんから、その板はどけなきゃ~と言われ、初めて板をどかさなければならないことに気付き、板をどかします。

それから段差にようやく車椅子をあげることが出来たのですが、

ガタン!!

と大きく車椅子を揺らしてしまいました。

さらには、トイレ前に着いたもののそれからどうしたらいいか分かりません。



車椅子から利用者さんを立たせるにはどうしたらよいか?

この利用者さんの場合、衣類は自分が脱がして良いのか?



ここで調理をしていたスタッフから助け船が入ります。

腕を支えて利用者さんを立たせてあげて、と言われました。

ようやく指示をもらえて、いざ、行動にうつしてみたのですが、それすら上手くいきません。

利用者さんをしっかり支える身体使いがわからないのです。

結局、利用者さんが「ああもう、あなたがやって~」と助け船に入ってくれたスタッフに訴え、ここでバトンタッチとなりました。



結局、自分は何も出来ず、スタッフにも利用者さんにも迷惑をかけてしまいました。

汗だくになりながら、自責の念にとらわれ立ち尽くす私がいました。



後で考えてみれば、自分の判断で行動しちゃわないで状況によらず他のスタッフに頼るべきでしたし、その利用者さんにも直接色々聞けばよかったのですが。。。



とにかく、これが私にとって、【介護】という仕事の一番最初の洗礼なのでした。