人類なんて滅亡しちゃえー☆      な今日この頃 -11ページ目

人類なんて滅亡しちゃえー☆      な今日この頃

   テンションはいつでも紀田正臣。性格は折原臨也。
                そんな僕の-√3点なブログ


静×正です



シズちゃんが妙に積極的です



では どぞっ




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




「よっ」



それは、あまりにも突然で。



「…静、雄さん?」



俺は目に映るものを信じられなかった。




甘い時間




「えと…どうしたんすか?

てゆか、なんで…」



静雄さんは呑気に片手をあげる。



「ケーキ買って来たから食おーぜ」




「え?あ、はい」



俺はとりあえず静雄さんを中に通した。



――リビングにはすでに静雄さんが腰をおろしていて。



「あの、静雄さん。なんでここにきたんですか?」



「たまたま近くに来た…つーかお前に会いにきた」



じっと目を見つめられる。



「な、んで、っすか?」



「別に会うのに理由なんて必要ねぇだろ」



っ!

なんなんだこの人は!



なんでこんなことを平気で言えるんだよ!



「っ俺、お茶用意してきます!」



これ以上見られていたらどうにかなりそうで。



俺は慌ててその場を逃げるように立ち去る。



――しゅーしゅーといっているやかんをぼーっと見つめながら考える。



静雄さんは、なんで俺に会いたかったんだろう…



ぅあー!!恥っずかしくなってくる!!



一人で悶々と考えていたからか人の気配に気付かなくて。



「…!!?」



不意に背中から伸びてきた腕に体を包まれた。




「あの、…どうしたんですか」



他でもない静雄さんに俺は問う。



「お湯、わかしてるんであぶないっすから、その、」



「紀田」



俺の言葉を制して静雄さんが言葉を口にする。



「ちょっとこっち向いてくれ」



言われたとおりに首をまわすと、



刹那、口もとに温もりを感じる。



「しっ静雄さんっ!?なにして――「もっとしたい。だめか…?」



その言葉にうっかりとうなずきそうになってしまう。



が、シューっというお湯の沸騰する音で我に返った。



「ほっほら!お湯わきましたから、火傷したら危ないっすから!」



強引に言い訳し、静男さんの手を離す。



―静雄さんは満足のいかない顔で俺の向かいに座った。



「紀田は、甘いもの好きか?」



「へ?あぁ、好きですよ」



「ふーん…ほら、食え」



そのまま手づかみのケーキを目前に差し出されて。



「~~~っ///」



俺は目を泳がせながらそのケーキを口にする。



「うまいか?」



「はい、まぁ、おいしいです」



それはよかったと静雄さんも、もくもくとケーキを食べてゆく。



「…あ、」



静雄さんが呟いたかと思うと



俺に顔を寄せてきて



「生クリームついてるぞ」



ペロっと口の横をなめた。



「っっっ!!!」



なんだよこのお決まりなパターンはっ!!



「…紀田?どうかしたか?」



なにも言わないで無言で硬直している俺に静雄さんが言ってきて。



俺は無意識のうちに言葉を発していた。




「っ、もっと…静雄さんに、食べさせてほしいです…」




恥ずかしさで目は直視できず、


恥ずかしさで頬は赤く染まる。



「おまっ…なに言ってんだ…」



クシャリと自らの前髪をつかみ俺を抱き寄せる。



そしてさっきのものよりさらに深い口づけをおとす。



「いいよな…?」



その言葉に俺はうなずき、



静雄さんへと身を委ねた…―――








―――「じゃあ、ケーキありがとうございました」



俺は静雄さんに頭を下げる。



「いや、俺もごちそうさま」



フッと口角をあげたその顔に俺は再び恥ずかしさを思い出す。



去ってゆくその後ろ姿に俺はとっさに声をかける。



「あのっ、静雄さんっ!」



俺の言葉にゆっくりと振り向く。



「また…また、来て下さいね!」



わずかにあっけにとられて、だけどすぐに笑みをこぼす。



「おぅ」



                            END