喋りながら一弥の家へと着き、一弥の部屋に入ると、皆は適当に腰を下ろす。



一弥が陣取るように皆の中心になるように座り、



その前方に女性人3人が座り、横に依織が座るという形になった。



依織の隣には先ほど喋っていた事もあったのか、弥生が座っている。



そして、落ち着いた5人は自己紹介をする事になる。



ここへきて、他の2人の名前がわかり、お互いが名乗り挨拶を交わす。







話すとすごく話しやすいタイプのぽっちゃり系で清楚な服装の奈穂。







下ネタが大好きだと周りから言われ、照れくさそうにしていたが、実はスタイルがいいと評判の背が小さく子供の様な麻里。









自己紹介からの繋ぎの様な形で、会話は進行し、面白いように話が弾む。



途中下ネタ等も入る中で、それでも笑いが生まれる程。



それからも、特に何をやるという事は無かったが、会話は弾むばかりであった。



2時間ほどが経過した程で、一弥の家にあった人生ゲームを始める。



昔ながらの、ルーレットを手動で回し、コマを進めていく定番パーティーゲームである。



その人生ゲームでも笑いが絶えず、ルールなどまともに守らず、はちゃめちゃな展開。









弥生「え?職業だって 笑 何にすればええかな?」





奈穂「弥生はなんか美容師とか?そんなイメージ」





一弥「あ~それわかるわかる 笑」





依織「ん~こんなんお似合いじゃないか?」





弥生「え?どれどれぇ~って、なにこれぇぇえええ」





麻里「馬の調教師やって~」





弥生「なんでうちそんなんなの 笑」





依織「え?なに?不満?」





弥生「え、まぁそれなりに言いたいことあるわ 笑」





依織「じゃあさ、これでいんちゃう?」





麻里「それいい!!なんか良い感じやで 笑」





奈穂「それ、馬の所折っただけやん 笑」





依織「なっ?ただの調教師やで?これでええやん」





弥生「依織君、なんかうちに意地悪しすぎちゃう?」





一弥「ってか、勝手に人の家のもん折ったりすんなよ 笑」





弥生「せやでぇ、依織君最悪やわぁ」





依織「じゃあ、もぉ折れたもんしゃーないし、調教してみれば?」





弥生「意味わからんわこの人 笑」









普段はまずやる事の無いゲームでの盛り上がりは凄く、笑いが途絶えることはない。



そして、この頃にはお互い罵声し、弄る事なども出来る様になっていた。



良い雰囲気の中で時間が経つのは早く、いつの間にか時は夕方に差し掛かろうとしていた。



このままの雰囲気で今日の一日が終わっていくと誰もが感じていた。



が、一瞬でその雰囲気を壊す出来事が起こった。



この終盤に来て、災いの元である1人の人物が行動を見せたのだった。



言うまでもないが、それは一弥である。



人生ゲームも終わり、一段落終えた5人は談話をゆっくりと始めていく。



思えばこの時から、一弥の行動には少し違和感が感じられていた。



それはと言うと、携帯を片手に取ったまま、メールを打っている。



この行動は、その時の他の4人には特に気にする事ではない。



むしろ、至って普通の行動である。



しかし、後に一弥はトイレに行くといい、携帯を手にしたままその場を離れる。



しばらくしても一弥がトイレから帰って来ない事に、依織は何かを企んでいるとここで気付く。



しかしながら気づいた時には遅く自然と黙り込んでしまう依織。



他の女性陣3人は何事も無く一弥の帰りを待っている。



大きい方なのだと笑いながら談話する3人であったが、次の行動で周りは依織と同じく、黙り込んでしまう事となる。



それは弥生の携帯が鳴った事。



そそくさと携帯の着信を止めた弥生はジッと携帯見つめ、自然と黙りこみ顔色が変わっていく。



それを見た他の女性陣2人も状況を把握する事となった。



状況を把握した様子で2人も自然と会話が途絶え、その場に沈黙が流れる。



予想通りの展開で、携帯を閉じると弥生も後に立ち上がり トイレに行く そう呟いて早々に部屋を後にする。



部屋を出て行く時の弥生は何か重たそうな雰囲気で、その場を後にした。



一弥が弥生を1人別の部屋に呼び出している事など、誰もが考えつく行動である。



トイレに行くという理由で後にした一弥に続き、電話の後に同じ理由で部屋を後にする不可思議な行動を見ればそれは明らかな事だった。



残された女2人は、弥生が部屋を後にした直後から2人の関係について喋っている。



一方依織はというと、何とも言えない苛立ちを堪えつつも沈黙を守っていた。



2人の行方を気になる女2人の会話、それを聞くとさらに苛立ちの感情がこみ上げてくるのがわかった。