こんにちは。日野市、高幡不動、豊田、多摩市、聖蹟桜ヶ丘にある女性限定の歌の音楽教室「シング・シング・なおこ」を主宰している佐藤直子です。
歌をうまく歌うコツ3「腹式呼吸」
今日は、歌を歌うときの重要な呼吸法という部分をやっていきたいと思います。ここは本当に重要なポイントですよ。
呼吸には2つあります。「胸式呼吸」と「腹式呼吸」ですね。「胸式呼吸」というのは、文字通り「胸で呼吸をする」という方法です。それから「腹式呼吸」というのは「腹で呼吸をする」という方法です。
歌をやっていると必ず出てくるのですが、「歌をうまくなるためには、まずは基礎として腹式呼吸を出来るようになりましょう」と言われます。つまり、「歌をうまくなるには腹式呼吸が大事」だということですね。
これはいろんな歌の教室でも言われています。初心者向けの教室でも、プロ志望の人のための教室でも、シャンソンや声楽でも歌謡曲でも、同じように言われているくらい、歌をうまくなるためには大事なポイントなのです。
では、もし「腹式呼吸をしなかったらどうなるのか?」ということをまずは理解していただきたいと思います。
腹式呼吸をしないと・・・
・ロングトーンが出せません。つまり息が長くもたないということ
・息が続かないので無理やり声を出そうとして、喉を傷めやすい
・無理やり声を出してしまうと、余計な体力を使ってしまい疲れる
・息がもたないということは、声が細くなってしまいます
・息がもたないので、音程が安定しなくなります
・呼吸量が少ないので、声量も少なくなります
・呼吸量が少ないので、響く声を出せなくなります
というように、歌を歌うときに「腹式呼吸をしない」というのは、歌の上達を妨げる原因ばかりを引き起こしてしまうのです。正直もったいない歌い方をすることになってしまうんですね。
ではここで、「腹式呼吸をしないで歌う」ということを実際にやって、経験をしてほしいと思います。 まずは「胸で息をたくさん吸って、胸を膨らませましょう。
そして『あ~~』と言ってロングトーンをしてみましょう。どこまで息がもつかを確かめてみてくださいね。すべて息を吐き出したら終わりです」。 ではやってみましょう。
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どうでしたでしょうか? 先ほど説明したことに当てはまっている感覚をなんとなく体験できたでしょうか? 歌がうまそうな声を出せそうな感じがしたでしょうか?
あとで「腹式呼吸」のことも体験していきますので、そのときにもっと今やった「胸式呼吸との違い」が分かると思います。 ということで、歌をうまくなるためには、「腹式呼吸をすること」が絶対的に必要なんですね
では、歌をうまく歌うために必要な「腹式呼吸をする」ことで、どんな良いことがあるのかを見ていきましょう。
「腹式呼吸をして歌う」ことで・・・・・
・ロングトーンが出しやすい。つまり息が長くもつということ
・歌うための力だけを使い、無駄に力を使わずに声を出せるようになる
・息がもつので、喉を傷めてしまう負担が軽くなる
・喉が開くので、太い声が出せるようになる
・息がたっぷりともつので、音程が安定しやすくなる
・呼吸量が増えるので、声量をもっと出せるようになる
・呼吸量が増えるので、もっと響く声が出せるようになる
というように、こんなにも良いことがたくさんあるのです。歌を歌うときにすごく便利なテクニックなんですね。 しっかりと腹式呼吸をマスターして歌うときに自然と腹式呼吸ができるようになることで、自分でも実感ができるほど歌がうまくなるという感覚を体験することができますよ。
腹式呼吸をマスターしてカラオケで歌を歌ったら、他の人とはまるで違う「歌がうまい人の声」を出せる自分になっていると気づくと思います。
ではここからは、「腹式呼吸」を実際にやってみましょう。そこで「腹式呼吸を練習するための道具」を使っていきたいと思います。
ではここで問題を出します。4拓で問題を出しますので、その中から「腹式呼吸の練習で使う道具」を1つ考えてみてください。
① 笛
② ハンカチ
③ ろうそくの火
④ 風船
答えは「④番の風船」です。風船を使って練習をして行くことで、腹式呼吸の使い方を体に覚えさせることができますよ。 では実際に、風船を使った練習をやっていきましょう。
腹式呼吸レッスン①
まずはじめにやるのは「風船を唇でくわえて、風船を手で持たずに、お腹で息を吸ってお腹を膨らませます。そして、お腹から息を思いっきりはいて風船を膨らませる。」ということです。
腹式呼吸をするときには「お腹が膨らみます」。胸ではなくて「お腹」が膨らむ状態が腹式呼吸ですね。 では実際に、腹式呼吸を意識して使って風船を膨らませてみましょう。
腹式呼吸レッスン②
その次には、「今の状態のまま、風船を戻したり、膨らませたりを繰り返してみてみる」ということをやっていきます。約10回くらいやってみてください。
ポイントは、「腹式呼吸を意識しながら風船を膨らませていく」ことです。これをやっていくと、腹式呼吸に慣れていきますよ。 では実際に、「風船の膨らませ、風船を戻すを10回」やってみましょう。
腹式呼吸レッスン③
では最後に、「腹式呼吸を使って、ロングトーンを出してみる」ということをやっていきたいと思います。 腹式呼吸で「お腹を膨らませて」、お腹にたくさん空気がたまっていることを確認して、お腹から声を出して「あ~~」と発してみましょう。 そして息がもつところまで、ロングトーンで息を出しつくしましょう。どれくらいまで息がもったかを確認してくださいね。
という感じで、しっかりと腹式呼吸ができるようになることで、より声量がアップしてよりロングトーンが出せるようになるんですね。これからもっと試していってほしいと思います。
日野市、高幡不動、豊田、
多摩市、聖蹟桜ヶ丘にある
女性限定の歌の音楽教室
「シング・シング・なおこ」
主宰:佐藤直子