政治に意見を表明しよう

政治に意見を表明しよう

特に若い世代の政治への無関心、投票率の低下、..非常に心配しています。
できるだけ常識的な視点で政治問題に意見を表明することで、皆さんの考えるきっかけになれればと考えています。

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こんにちは。

ご覧いただきありがとうございます。

 

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のミサイル開発や核兵器開発に対して、トランプ大統領は朝鮮半島付近の米軍を増強し攻撃の構えを見せることで緊張が高まっています。
日本でも危機感を感じる人は増えてきてはいますが、一方でどこか他人事のように考える人も多く、本当にミサイルが飛んでくるという実感は薄いというのが実情ではないでしょうか。

今回の問題のポイントを確認すると
・北朝鮮は核兵器の開発を進めており原子爆弾的な形ではすでに製造ができるようになっている。
・北朝鮮は韓国、日本、中国、シベリアなどを射程に収める弾道ミサイルを多数保有している
・さらに北米大陸を射程に収める大陸間弾道ミサイルの開発を進めている
・それらのミサイルには毒ガスなどの化学兵器を載せることができるのかもしれない、さらに開発中の核兵器をミサイルに積めるようにしようと開発を進めている。
・アメリカはトランプ大統領に政権交代してから空母機動部隊や地上攻撃型の潜水艦を近海に投入して攻撃の構えを見せつつ挑発行動を停止するよう呼び掛けているが、どの程度まで我慢するのか、単なる脅しなのか、明らかにしていない、もしかするときちんと決めていないのかもしれない
・中国は国防上の要請などから北朝鮮を経済的に支援しているが、アメリカからの貿易摩擦問題を絡めた圧力を受けて徐々に北朝鮮への圧力を強めている模様である

ここまでの流れにおいて韓国はアメリカとの共同軍事演習を行ったり、警戒態勢を引き上げたりしています。日本も小規模な共同演習や史上初めての米艦防護活動を行っています。が、あくまでお付き合いでやってる感をぬぐえない内容です。
つまりいざ戦争となった場合最も大きな被害を受けることが予想される両国でありながら、ほとんど主体的な動きを見せていません。韓国へのTHAADミサイルシステム配備も韓国は受け身な立場で国内では反対派さえいる状況です。

米軍が攻撃に踏み切った場合、北朝鮮からの反撃によって日本と特に韓国が相当の被害を受けるという予想もあります。それ故にアメリカ軍は実際に攻撃することはないだろうという観測もあります。
本当にそうでしょうか?

ここでアメリカ軍が攻撃するのかどうか、すべきなのかどうか、議論しても意味がありません。なぜなら我々はアメリカ政府の行動をコントロールする術をほとんど持っていないからです。アメリカ政府は自国民(一部かもしれませんが)の利益に基づいてのみ判断することになるからです。

日本としてできることは何なのか、その中からどの選択肢を選ぶのか、我々は国会を通じて政府に託しているわけですが、この非常事態にあたって国民一人一人の意見とそれを集約した国民世論がどういう方向性を望むかということは非常に重要であると思います。
ですが日本にとってどういう解決がベストなのか、そのために政府にどうしてもらうのがいいか、考えている人がどれだけいるでしょうか?皆さんは考えたことがあるでしょうか?私はあまりにも傍観者的な視点で見ている方が多いなと、テレビのコメンテーターですらそういうスタンスの方が多すぎるのではないかと感じます。

ここからは私の一意見にすぎませんが、北朝鮮という国は現代の国際社会のルールや常識が通用しない特殊な国家であり、国民を守るとか幸福を増進するとかの一般的な価値観も通用しない、そのため抑止力も機能しないと思われ、国家として人間として話し合えるような相手ではない、と考えています。そのような北朝鮮の遠隔地攻撃能力と大量殺りく兵器の開発は日本にとって看過できない脅威であり、現体制が続く限りどのような条約や取決めがあっても安全を確保することはできないと考えます。
したがって日本として安全を確保するためには北朝鮮の大量殺りく兵器の開発は現状のレベルから一歩も進めさせてはいけないし、遠隔地攻撃能力、すなわちミサイルは無力化しなければならないと考えます。
アメリカ軍の圧力によって核開発を放棄するなどの成果があれば様子を見るということも可能かもしれないですが、それができない場合は日本としては北朝鮮のミサイルと核兵器を除去するために積極的な行動が必要ではないか、具体的にはアメリカ軍に攻撃を働きかける、自衛隊による攻撃を想定してその能力を建設する、などが必要と考えます。
戦争となれば大きな損害を被り、国土の荒廃や国家の存亡に関わる可能性も否定できませんが、それでもこのまま北朝鮮の軍備増強を許すリスクのほうが大きいのではないかと思います。

日本は第二次世界大戦の敗戦国として戦争の惨禍を身をもって体験した国ですが、当時のことを知る人はほとんど居なくなってきています。改めてその時代の悲惨な出来事を再認識して、そのうえで戦争に訴えてでも守るべきものがあるのかどうか、自国のエゴだけではなく武力行使に訴える正当性があるのかどうか、一人一人が判断する必要があります。

今回の事態はそれだけの覚悟が必要なことだと私は思います。