子供の頃は、お母さんが大好きで、姿が見えないと不安になって泣いたりすることも、きっとあったはず。
大人になればなるほど、色んな事を経験して、しがらみも出て来たりして、そして素直に表現できなくなる事も
だけど、大好きなことは、心の奥の方には持ち続けているはず。
親が高齢になればなるほど、自分の家族の生活が一番、になるし、
少なくとも、子供の不幸を願う親なんて、いないはず。
介護が必要になった時に、「こんなに小さかったっけ」と改めて思うことがあり、
コロナ罹患はなかったものの、なかなか会えない状況が続いてきた中で、最期の時が近づいてきたとしたら
「大好き」を伝えられる時間は、もう数えるほどしか残っていないのです。
私自身、今年の夏に4年ぶりの実家、施設入所の母に会いに行ったのに、玄関の扉越しでさえ会えず、
あと何回、会えるのだろう、と心にモヤモヤを抱えることになりました。
出来るなら、まだお互いがお互いを認識することができるうちに、
「大好き」を伝える時間を作って欲しい、と思うのです
後悔を、ずっと持ち続けるのは、生き続ける自分なのだから。